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ちびまる向ちゃん(100)
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一般名アルプラゾラム。
規格は0.4mgと0.8mg。 愛称は「らな」。 世界一のお金持ち・ファイザー家のご令嬢。 だがファイザーパパと血のつながりはない。 アップジョン家からの養女にあたる。 抗不安薬市場の中では、ソラナックス自体も 世界一のシェアであり、 お嬢様っぽく振る舞えるよう気をつけている。 姉にハルシオンの「しおん」がおり、 酒癖の悪いしおんに、いつも心痛めている。 見栄っ張りの意地っ張り。成績は良い方だが、実力以上に自分を 見せようとしているところがあり、結果としてへっぽこな印象を与えてしまう。 …などと典型的ヘボ金持ち扱いをしていますが、 ソラナックス自体は確かに優秀な薬です。 心身症の症状をよく抑える上、ふらつきなども少ない。 抗不安作用はレキソタンやデパスに劣る印象ですが、 日常生活面での使いやすさはソラナックスの方が上でしょう。 ソラナックスと同成分な薬としてコンスタンというのもあります。 こちらは武田薬品からの発売。 トリアゾロ・ベンゾジアゼピン系という新しいベンゾジアゼピンを、 全く偶然にも同時期に、アップジョン社と武田薬品が開発しました。 その後効率的に研究を進めるべく、アルプラゾラムは二社によって 共同開発され、1980年代前半に世界中で発売されます。 向精神薬市場においてロシュ社に後れを取っていたアップジョンは、 米国でDSM-IIIという新しい診察マニュアルの中に「パニック障害」が 新設された事を知り、「パニック障害に効く薬」としてソラナックスを 売り出しました。この戦略は見事にはまり、セルシン一色だった 向精神薬市場がソラナックスに塗り替えられたのです。 欧米市場にコネの弱かった武田薬品は、日本市場に販売力を集中させた ため、日本では同じ成分の薬が同じ値段で並立しているという 困った事態になっています。 個人的に、割線の入っていないコンスタンは好きではないです。 でも0.8mgのソラナックスは500錠包装しかないので非常に邪魔です。 昔は100錠包装もあった気がするのですが…人気がなかったのかな? 菱形の0.4mg錠の方が断然有名ですが、ソラナックスの真価は やはり0.8mg1日3錠にあります。 デパスより効かないという奴はこの量を飲んでから言ってもらおうか! …冗談です。お医者様の指示通りの服用でお願いします(汗 |