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向精神薬擬人化その20:エバミール
最近エキサイトブログがやけに重く、ご迷惑をおかけしております。
本日メンテナンスが終了したと発表がありましたので、マシには
なってるかと思います。まだ移転は考えないでおこう。

薬っ子もようやく20人目です。これで夏コミ用のキャラ仕込みは完了。
そろそろネームに入らないとヤバげかも…。
んで、今回はエバミールです。
f0133373_2226148.jpg
一般名ロルメタゼパム。
規格は1mgのみ。
愛称は「えば」。

最近、同業の友人からも
「マイナーすぎてパッケージ知らん」とか
突っ込まれつつあるので、
今回は比較的メジャーなマイナーを(どっちだよ)
初心に返って、コスも出来るだけシンプルに。

20人近く薬っ子を描いてきましたが、
「根が真面目で優しい子」という基本パターンを
一人も描けていない気がするので(-_-;)、今回はあえてそれを狙ってみました。

…そういう設定で「リボン付き帽子に白ワンピース」という
ベタな服しか思いつかない、私の貧困なデザイン能力に脱帽です。
だってエバミールの箱って白いんだもの。

ワイパックスの妹分なので、ロラメットにするべきなんでしょうが、
その設定を敬愛する職場の先輩に伝えたところ、

「じゃぁ愛称は『らめぇ』だなwww」

…その一言でもうみさくらなんこつしか思い浮かばなくなったため、
急遽没案とさせて頂きましたwwwそれはらめにゃのおぉお゛ぉっ!!
…面白いんだけどね。いやこのサイト全年齢対象だしね。

ググったらエバミールの方が圧倒的にヒットするので、まぁこれで
いいかなと。ロラメットは箱がワイパと同じで変化に乏しいし。

一応、金髪+両サイド触角で、姉妹ということを表現してます。

睡眠薬にカテゴライズされているので、形式上はBクラスに編入
されています。しかし、学園にはあまり顔を出していません。
自宅でシェーリングお爺さんの世話をして暮らしています。

元々はわっくすと同じく、米国の大富豪ワイス家の娘で、
ろーらという名前でした。
長女のはいら、次女のわっくす、三女のれりる、末っ子の
ろーらという4姉妹です。

はいらは当時「女帝」とまで言われたるーしぃを打倒するべく
ワイスパパに英才教育を施されます。しかし結局その野望は
果たせず、パパの失望を買ったはいらは萬有家に養女に出されます。
その後、はいらは見捨てられたショックで自殺してしまいます。

わっくすはそれなりに優秀な娘だった為、はいらの様に売られる
事はありませんでしたが、他にも色々優秀な子を持つワイスパパは
この4姉妹に対する興味をほとんど無くしてしまいます。

れりるはサンド家に養女に出され、そのまま非行化して
イギリスで放埒の旅に出てしまいました。

生まれたばかりのろーらも養女に出されてしまいます。
ろーらはシェーリング家に引き取られ、ドイツ人っぽくえばと
名付けられました。幸いにしてシェーリング家の人々は皆暖かく
彼女を迎えてくれたので、はいらの様な不幸には至りませんでした。

その後、魔法力の強さを認められ、学園への編入を認められますが、
そこで見たものは、昔彼女の姉を死に追いやった競争社会でした。
彼女はひどく傷つき、次第に不登校になってしまいます。

彼女の二番目の姉であり、唯一の肉親であるわっくすは、何とか
彼女を学園に復帰させたいと望んでいます。しかし、自分と
会うことで、ワイス家におけるわっくすへの風当たりが強くなる
ことを恐れるえばは、わっくすと余り話をしたがらないようです。

長女の死をきっかけに、深く亀裂の入ってしまった姉妹関係。
ふさぎ込むことの多い彼女に、イラストのような表情を出せる日が、
果たして来るのでしょうか…。





エバミールは、3-ヒドロキシベンゾジアゼピンという系に属します。
ベンゾジアゼピン環の3位に水酸基を引っ付けただけのシンプルな
この系は、米国ワイスラボラトリーズ社の主力商品でした。

薬物の分解は通常、酸化・還元→抱合の二段階で行われます。
抱合とは、グルクロン酸などのペプチドで薬物をくるんで無毒化
することを言います。薬物が抱合を受けるためには、構造式の
中に水酸基やカルボキシル基など水溶性の官能基が必要です。
このために酸化反応や還元反応が行われます。

しかし、3-ヒドロキシ系のベンゾジアゼピンは全て、ジアゼピンの
3位に水酸基を持つため、第一段階の酸化・還元反応を受ける
必要性が無く、直接抱合を受けて無毒化されます。
これは抜けの早さと安全性の高さにつながっており、今なお
根強い人気を持つワイス・ベンゾジアゼピン全ての特徴です。

1964年、ロシュ社よりジアゼパムが販売されたのとほとんど同時期、
ワイスラボ社は独自のベンゾジアゼピンを開発していました。
その名はオキサゼパム。商品名シラックスです。
後に企業間の開発競争が激化するベンゾジアゼピンですが、
ロシュ社に最も早く挑戦状を叩き付けたのは、ワイスラボ社でした。

残念ながらオキサゼパムは即効性の面でジアゼパムに劣り、
抗不安薬の一大市場である米国でシェアを伸ばせませんでした。
日本での販売は萬有製薬が担当し、68年にハイロング錠として販売
されましたが、人気不振のため2000年に販売中止されます。

しかし、シンプルな構造による切れ味の良さと安全性の高さは
ジアゼパムに無い特徴だったため、ワイスラボはオキサゼパムの
改良を進めていきました。

1973年頃、オキサゼパムの吸収性と薬効を高めたロラゼパムが販売
されました。商品名はアティバン。日本ではワイパックスです。
パニック発作などの心身症を鎮めるのに有用でしたが、
米国精神医学の教科書にパニック障害が載るのは1980年の話。
販売のタイミングが明らかに不味く、当時全盛期を迎えた
ジアゼパムに対抗することは出来ませんでした。

更に後年、オキサゼパムにメチル基を付加したテマゼパムが発表
されました。商品名はレストリル。ロラゼパムに比べ睡眠活性に
長け、超短時間型の睡眠薬として高い評価を得ました。
が、その強い効果からジャンキーが続出。特にイギリスにおいて、
カプセル内の液体を溶かして静注する連中が現れるほどに
中毒性が高い睡眠薬であったため、日本に入ってくることは
ありませんでした。ちょっと残念。

ワイスラボ本社のベンゾジアゼピン開発は、このテマゼパムを
もって一応終結します。結局ベンゾジアゼピンの主軸はロシュ社、
次いでアップジョン社が担い、ワイスが本流になることは
ありませんでした。

しかし、3-ヒドロキシ系の副作用の少なさはヨーロッパ、特に
旧西ドイツにおいて非常に高い評価を受けます。1981年には
オキサゼパムが全ての処方薬ランクの中で3位に入りました
(ジアゼパムは23位)。その後継種であるロラゼパムも人気が
高く、ワイスのベンゾジアゼピンに歓迎ムードが広がります。

そんな流れの中で、西ドイツの老舗メーカー、シェーリング社と
ワイス西ドイツ社が協同開発したのが、ロルメタゼパムです。
ドイツでは1980年、ノクタミッドの名で販売されます。

ロルメタゼパムは、ロラゼパムにメチル基を付加しただけの構造
ながら、より鎮静効果が高まっています。抗不安効果に優れながら
筋弛緩作用は弱く、非常にマイルドに作用する睡眠薬です。

同時期にワイスラボ本社が開発したテマゼパムに比べると、
即効性・切れ味にかけては劣るものの、耽溺性は弱くなっており、
なにより液カプセルではなく錠剤であるため安全性が高いとして、
ヨーロッパ各国で高い評価を受けました。

これを受けて日本でも開発が始まります。弱小メーカーである
日本シェーリングが開発主導権を持っていたため、臨床試験を
まとめるのに10年もの歳月を費やしましたが、無事1990年に
認可が下り、新しい短時間型睡眠薬の選択肢となりました。

日本シェーリングの販売名はエバミール。共同開発した
日本ワイスの販売名はロラメットと名付けられます。

しかし1990年にはすでに、マイスリーを除く著名な睡眠薬が
そろい踏みしています。ベーリンガーや吉富、中外製薬など
日本の市場を熟知しているメーカーに対し、精神科領域は
専門外な日本シェーリングの販売力は実にか細く、エバミールは
良薬でありながら、レンドルミンやデパスの陰に隠れた薬となって
しまいました。

ロラメットは当初、日本ワイスと山之内が共同で販売を行って
おりました。その後、日本ワイスは武田資本の入った日本レダリー
と合併し、98年、日本ワイスレダリー社となります。2002年には
ロラメット・ワイパックスに関する山之内との販売提携を解消し、
武田薬品と提携します。その翌年には社名変更し、(株)ワイスと
して、米国ワイス社の完全子会社となりました。

この様に社名がころころ変わる状況では、まともなプロモーション
展開を望めるべくもなく、ロラメットもまたマイナーな存在と
なっています。追い打ちのように起きた、2006年末のワイパックス
製造停止騒動の巻き添えで、更に流通量を減らしたと思われます。

薬効自体は優れているのですが、販売タイミングが悪かったり
強力なライバルに阻まれたりと、3-ヒドロキシ系の薬はどうも
メジャーになりきれないあか抜けなさが漂います。

個人的にはマイスリーに次いで良い眠剤だと考えているので、
ハイロングの二の舞にだけはならないで欲しいものです…。
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by haya by hayanoya | 2007-06-14 22:37 | ちびまる向ちゃんトピ | Trackback | Comments(4)
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Commented by たかゆうき at 2007-06-19 00:20 x
「えば」は「ローラ」のことだったんですね。
「わっくす」や「ローラ」は武田家(兄弟親戚には「セル」、「ユーロ」、そして「龍とプリン兄妹」、「ぷろん」、「あくと」、「ぶろぷ」がいる)でもあるし山之内家(姉妹親戚には「扇」、「えみれ」、「るば」、「ホリィ」に「はるな」、「しすたー」、「ガス太」、「みかる」…)でもあるとは…複雑すぎる構図ですね。

ちなみに「はるな」、「しすたー」、「ガス太」、「みかる」、「ベシ」、「リピ」というのは、住友家でいう「るま」、「メルビー」、「ダルメシアン」、「ペンギン」…のようなものです。
れりるはメレリルですか?
Commented by hayanoya at 2007-06-19 18:49
米国ワイスに株を譲渡し終わり次第、彼女たちは武田とは縁が切れます( ̄ー ̄)ニヤリッ
れりるはレストリルです。本邦未発売。3-OHベンゾ系の幻の三女。
そういや、メレリルも製造中止になったなぁ…。
Commented by hayanoya at 2009-01-31 23:05
>べーこんさん
エバミールGetおめでとうございます!Get方法は…まぁ…アレですが(^^;)
えばのシートは高級感があって好きですね。お察しの通り金髪は
シートの色です。
私は擬人化の際、基本的にパッケージカラーを服の色としております。
だって錠剤シートは地味なんだもん。
でも下着の色がシートの色というのは有りなのかもしれませんね!
それを描く機会は…まぁないと思いますが…。
Commented by べーこん at 2009-02-01 22:56 x
エバミール妄想暴走失礼いたしました。1mgさきほど投下しました。
薬の外箱って患者は見る機会ってあんまりないのですよね。
エバミールを欲しい理由は、「代謝がよいので…」とか言えばよかったな。
いままではリクエストにはほとんど応えて処方してくれていたので
理由を聞かれるとは思ってなかったので。
エバの金に黒線。よく見たら黒線は髪留め(錠剤飾り)に使われてるんですね。エバが効いてきたので就寝です。zzz
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