トップ
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
以前の記事
タグ
最新のコメント
デパスは健気系幼馴染でひ..
by クランベーザ at 02:08
>モリとかカケ 森友学..
by えふだ at 21:50
私もある本(多分別の本)..
by うさぬゅーみ at 03:09
TVはリアルタイムで見な..
by hayanoya at 22:40
>えふださん 読み通り..
by hayanoya at 22:35
更新お疲れ様です。 ざ..
by ひとまず at 08:50
半年だそうです。 木曜..
by クランベーザ at 03:48
と思ったら雇用統計+ジブ..
by えふだ at 23:12
レッドブルなどのエナジー..
by えふだ at 22:30
> クランベーザさん ..
by hayanoya at 01:04
ライフログ
検索
お気に入りブログ
Favorite Link
ブログパーツ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧



I am sick of it !
医療関係者は必見らしいので、とりあえず見てきました。SiCKO

病気を治す医療制度そのものがビョーキ(sicko)だ!ということで
このタイトルになったそうですが、正直日本で公開するなら
もう少しひねった方がいいような…

f0133373_033686.jpg















お下品。
「しっこ大人一枚」とか、窓口で言うの結構恥ずいです。
どこの聖水サービスだよ!



映画の内容は米国の医療保険制度がいかにやばい代物であるか
克明に描写したものです。

160億円程度の未払いしかしてない日本の損保など、比較にならないほど
粘着的で組織的でヤクザ的な米国民間医療保険会社。
彼らの手にかかれば、保険の効く病気など存在しないも同然。

既往症があると言っては撥ねつけ、
過去に単純な皮膚炎にかかった事を記載してないと言っては契約を破棄し、
事故に遭う前に救急車を呼ぶ申請をしていなかったと異次元的な言い訳をし、
医師の診察結果を「現実的ではない」と判断して拒絶し、
効果的な治療を「実験的だ」と言っては支払いをゴネる。

この結果、保険に加入しているにも関わらず、手術代や30日分の薬剤代が
普通に100万円単位。余りに非現実的、むしろ喜劇的でさえあります。

さすがに冗談だと思いたいですが、アメリカではこれがドキュメンタリーと
して絶大な支持を受けているとか。つまりこの内容にリアリティがあると
言うことです。マジで?

さらに、アメリカの医療に寄生しているのは保険会社だけではありません。
そもそも薬が馬鹿高いのです。製薬企業が言い値で価格をつけてますんで。
ここらへんはマーシャ・エンジェル著「ビッグ・ファーマ」が詳しいです。

保険会社と製薬企業は、政治家にうずたかく献金を積み上げ、効率よく
民間人から膨大な医療費と保険料を吸い上げるシステムを作り上げています。
経団連なんて目じゃないです。なんて素晴らしい資本主義社会。

どれだけ政府にいじめられても暴動を起こさない日本人は世界一忍耐強い
民族だと思ってましたが、アメリカ人の忍耐強さには負けますね…。

医療保険を民間企業に託してはいけない、国民皆保険を堅持すべきだという
主張に、これほど説得力を持たせる映画は無いでしょう。
つい最近、日本の介護保険もグッドウィルが食い荒らしていたことが
明らかになったばかり。国の税金バラマキ体勢も問題大ありですが、
だからといって医療を営利追求しか考えない民間に委託するのは、
国家の自殺に等しい暴挙です。

日本の医療費は33兆円を突破したと騒がれています。パチンコ産業が30兆円
であることを考えると、そこまで高いようには思えませんが、
国民皆保険の維持を大前提として、熟慮の上運用してもらいたいものです。

医療費抑制に対する、イチ薬屋の意見としては、
●医療用の湿布やビタミン剤など、OTCで代替品のある薬は保険適応から外し、
 薬価で販売する。
●品質や供給や知名度に難のあるジェネリックを使わず、特許の切れた先発品を
 ジェネリック並に安くする(最近エグゼンプトドラッグとか言われてるやつ?)。
●保険適応外処方に関しては、原則保険を使用しない(処方箋に病名を明示する)。

…どれもこれも関連団体の反発で無理そうですね…。
[PR]
by haya by hayanoya | 2007-08-28 00:13 | 怠惰な日常 | Comments(5)
        TOPに戻る▲
        
Commented by kazenohara at 2011-03-13 09:22 x
>●保険適応外処方に関しては、原則保険を使用しない(処方箋に病名を明示する)。

精神科でこれやったら「あなたはうつ病だからエビリファイはダメ」とかになっちゃいますよね。他科を全然知らないので質問になってしまいますが、適応外処方って精神科だけなんでしょうか?
Commented by RIu. at 2011-03-13 14:22 x
>●医療用の湿布やビタミン剤など、OTCで代替品のある薬は保険適応から外し
 あぁ、これはまずいですー。先天性の病気などでビタミンが生成できなかったり、慢性的な疼痛で苦しんでいる人に、保険適用を外すことになっちゃいます。

>●保険適応外処方に関しては、原則保険を使用しない
 これも、私はうつ病でエビリファイを出してもらってますが、kazenoharaさんの仰るとおりでして、自立支援が受けられなくなって、とてもじゃないですけど、あんなに馬鹿高い薬価の薬が使えなくなっちゃいます。

 関連団体のシンパじゃないですけど、その辺をいじられたら、今の治療が出来ず、私にとってはかなりきついですー><;
Commented by hayanoya at 2011-03-13 18:40
おお、こんな古い記事にコメントが!
>kazenoharaさん
適応外は沢山あります。胃薬をかゆみ止めにしたり、降圧薬を
胃薬にしたり。まぁ人体の神秘ってなもんです。胃薬を胃薬と
説明して医者に怒られる薬剤師なんて日常茶飯事。
じゃぁ適応をとる事に意味なんて無いじゃんよ?と思います。
いみじくも保険を使う以上、そこには一定の根拠が必要かと。

日本での適応追加が他国に較べて少ないのは、まぁ承認審査が
厳しいというのもありますが、適応外というものがある程度
認められている事にメーカーが慣れてしまっているというのも
あるかと思います。広く実績のある適応外処方は、メーカーが
主導しなくとも学会側の要望によって適応となります。

現在の適応追加スピードで適用外処方を切り捨てるのは非現実的
ですが、そこらへんを整備し、それでも適用外で使いたいならば
薬代のみ自費という形を取る事も検討すべきではないでしょうか。
これは混合診療という問題にも絡むので、なかなか厄介ですが…。
Commented by hayanoya at 2011-03-13 19:16
>RIu.さん
エビリファイは双極・うつに対して適応追加をすべく、現在
試験中です。これが通れば正式に保険適応になるでしょう。
現状、エビリファイのうつへの使用は黙認されてるだけで、
査定の厳しい県であれば審査がはねられると思います。

まぁビタミン剤や湿布を削ったところで大して医療費抑制には
繋がらないとは思いますが、シナールやユベラやアリナミンを
毎月大量に無料で持って帰る健康そうな人々を見ていると、
色々と思うところがあるのですよ。
Commented by kazenohara at 2011-03-14 05:09 x
>いみじくも保険を使う以上、そこには一定の根拠が必要かと。
ですよねぇ。

>厳しいというのもありますが、適応外というものがある程度
>認められている事にメーカーが慣れてしまっているというのも
ですよねぇ。

>これは混合診療という問題にも絡むので、なかなか厄介ですが…。
ですよねぇ。貧乏人としては、混合診療解禁は絶対反対です。

でもなんだかんだいっても日本の皆保険制度は素晴らしいと思います。hayaさんの、それを維持するための提言は、だからこそ無視できないんですよね。

>繋がらないとは思いますが、シナールやユベラやアリナミンを
>毎月大量に無料で持って帰る健康そうな人々を見ていると、
>色々と思うところがあるのですよ。
これは保険というより医者が悪い。医者のブラックリスト整備が必要ではないでしょうか。障害年金みたいに。
このブログに置かれている薬の擬人化キャラの著作権は、haya が有するものとします。
転載、2次使用等は好きにして頂いて構いませんが、その際ご一報いただけると嬉しいです。
Copyright (C) 2006-2016 haya All rights reserved.