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3位じゃ駄目なんです!(続き)
前回の記事は結構反響がありました。さすがに飲んでる薬にダイレクトな影響
があると思うとみんな真剣になりますね。

一応4月からの精神科薬多剤投与規制ルールをおさらいしておきますと、

<原則>
●抗不安薬・睡眠薬は各2種まで。
●抗うつ薬・抗精神病薬は各3種まで。
●上記ルールから外れた場合、下記の例外を除いて診療報酬が減額される。
●6ヶ月の猶予期間を設け、ルール導入開始は2014年10月1日。

<例外>
●他医療機関からの転院患者は、ルール適応に6ヶ月猶予あり。
●薬の変更時に前の薬を一時的に併用する場合、3ヶ月猶予あり。
●抗うつ薬・抗精神病薬は1週間の以上の間隔を開けて臨時に短期投薬可能。
●熟練の精神科医であれば、抗うつ薬・抗精神病薬に限り多剤投与可能。


となっております。ぼちぼち全国の精神科にも浸透してきたと思われます。
前回は具体的に何が抗不安薬とか抗うつ薬と定義されてるのか書いておらず、
片手落ちだったので今回補足しておきます。

参考資料は非常に分かりにくいところにある厚労省HP 診療報酬改訂のお知らせ
の第3:関係法令等【省令、告示】
 →(2)-3:診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について
     (平成26年3月5日保医発0305第3号)
 →様式(医科)PDF
 →別紙36より。

エクセルファイルのものをわざわざjpg画像にして不便にし、 
ついでに日数制限とカテゴリ分類を追加してもっと見づらくしてみました。
(画像クリックで別ウィンドウに拡大)
f0133373_19310482.jpg
気分安定薬は今回の規制から外れており、どの疾患に対しても非常に使いやすく
なっております。ソフト双極性障害が増えてきた背景に合わせたのでしょうか。
ともあれ、リーマス・デパケン・テグレトール・ラミクタール・リボトリールの
5種は、今回一番の勝ち組と言えるかと思います。
特にリボトリールはベンゾジでありながら何の規制も無く、適応外で頻繁に
使われる事になるでしょう。りりぃ可愛いよりりぃ。

抗不安薬カテゴリは2種までの制限で、一番割を食ってるのはグランダキシン
でしょうか。エセベンゾジと言われ作用も弱いけど、一応自律神経失調症用薬
としてそれなりの存在価値があったものが一気に平凡化してしまいました。
不安が長期続く場合は大概SSRIが処方されるので、ベンゾジ長短またはベンゾジ
+その他の組み合わせで何とかセディールやハイゼットにも日の目があるかも
しれません。アタラックスは普通眠剤として使われるにも関わらず抗不安薬カテ
なので、超激戦の睡眠薬カテで競合しないラッキーな薬です。

問題の睡眠薬カテゴリは泥沼の消耗戦状態です。ベンゾジ長短、お守りのバルビ、
土台工事のロゼレムはそれぞれ需要があるのに選べるのは2種のみ。もう特定の
ヨメを選別するのは諦め、基本ロゼレムと頓服眠剤を2週間ごとに色々変えて
出して貰うのがいいのかもしれません。その方が耐性も付きにくいかも?
MSDからオレキシン系のスボレキサントが近々上市されるという噂があり、
これが更に戦線を引っかき回しそうな気がします。

抗うつ薬は3種までですが、三環系とSSRI/SNRIを併用することは普通ないので
全カテゴリで一番縛りがゆるいと思います。そのどっちか+レメロン+デジレル、
ドパミンが欲しければドグマチールorエビリファイ追加でしょうか。ドグマと
エビが別カテゴリにあるのは非常にありがたいですね。
そしてベタナミンにうつの適応が残っていることを今知った。
リタはあれだけ騒がれてうつ適応削除になったのに、こっちは忘れられてる(泣

抗精神病薬は多剤投与の温床になり易いカテゴリですが、心療内科レベルで
このカテをふんだんに使う事は考え難いし、精神科ならばもう多剤投与覚悟で
使うでしょうから、意外と問題にはならないような気がします。コントミン
換算値に注意しながら別系統の薬を組み合わせていく感じでしょうか。
鎮静系のコントミン・レボトミンは睡眠薬として使われるケースが増えるかも。

オランザピン以下は現在のくくりで非定型抗精神病薬と言われているものです。
ジプレキサ・セロクエル・エビリファイの御三家はもう抗精神病薬と言えるか
怪しいですね。医療費抑制を目的とするならこのカテゴリの薬を真っ先に
リストラしたいところですが、残念ながら統失の範囲を超えて一番良く使われて
おり、精神科薬の価格高騰による自立支援制度の存続が危ぶまれております。

という感じで、今回の多剤投与規制は役所が考えたにしては割と妥当なラインに
落ち着いているように思います。一番割を食うのは大量の睡眠薬を要求する
患者(たいてい自己負担無し)なので、これを減らす役には立つかも知れません。
今度は薬目的の複数医療機関同時受診が問題になるかも知れませんが、それは
また別の規制によって修正されていくことでしょう。

とりあえず今回勝ち組と思われる3名を描いてみました。負け組を描くのは
リストラされた時…でしょうかね(汗
f0133373_03104475.jpg

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by haya # by hayanoya | 2014-03-21 03:16 | 怠惰な日常 | Comments(90)
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3位じゃ駄目なんです!
定例薬価改正+消費税増税+診療報酬改正のトリプルアクセルで
日々胃を痛めている全国の薬屋さんはお元気でしょうか。
私は悩みすぎてピロリ治療のためにランサップ飲んでます。
唾液が苦い…。

まぁ薬局の苦労なんて医院には関係ないのですが、今回4月からの
医科用診療報酬改訂には精神科医にかなり影響しそうな文言が
追加されることになりました。

向精神薬の多剤処方は厳しく規制へ

抗不安薬・睡眠薬は各2種まで!
抗うつ薬・抗精神病薬は各3種まで!
それ以上使う医者は無能認定な。
半年やるから減らしとけ。


…おおざっぱに言えばこんな感じです。
かねてより多剤投与とか薬漬け治療とか批判があった精神科薬を
大幅に使用制限するよう指導が入ったわけです。他の内科薬とかは
こんな縛りないのにね。機械検査という客観的な指標の無い
精神科の弱点がここに来て出てきたわけですな。

※3/5:例外規定が追加されたので補足します。
(詳細は厚生労働省の診療報酬改定説明会資料(医科・本体)より確認できます)
以下に該当する場合は、多剤処方ペナルティの適応外とする。

●他の医療機関から転入してきた患者が、既に多剤投与されている場合
 →6ヶ月猶予
●薬剤を新規導入する際、以前の薬を一時的に併用する場合
 →3ヶ月猶予
●1週間以上の間隔を開けて臨時に短期(14回以内)投与する場合
 (※抗不安薬/睡眠薬は除く)
●精神科の経験を十分に有する医師が、やむを得ず多剤投与する場合
 (※抗不安薬/睡眠薬を除く。年一回地方厚生局に報告義務有り)

まぁぶっちゃけ処方できない訳では無いのですが、上記の
量を超えて処方するとかなりのペナルティを食らいます。
●処方料(院内処方):42点→20点
●薬剤料(院内処方):100%→80%
●処方箋料(院外処方):68点→30点
●精神科継続支援・指導料(精神科のみ):55点→ゼロ


院内処方をする医院の場合、単純に考えて22+55=770円/人の
収入を失います。おまけに患者に使った薬代の20%は回収
できません。こんなリスクを抱えてまで多剤処方をしたがる
医師はいないでしょう。自己負担の無い患者が睡眠薬を大量に
持って帰るという状況は激減しそうで喜ばしいことです。
「眠れへんねや!」とか薬局で叫ばれる気がしてゲンナリですが。

しかし睡眠薬を2種類までとなると、当然患者は強い薬を
求めたがるでしょう。その結果ベゲタミンやラボナのような
他の薬の効果を妨害する出来の悪い薬が蔓延するのではないか?
上限量の定まってない睡眠薬が多量に出されるのではないか?
一方で長期服用によって効果を現す、依存性の少ないセディールや
ロゼレムは駆逐されてしまうのではないか?という風に
抗不安薬・睡眠薬による治療が歪められないか気になるところです。

しかもこの書き方はそれぞれの薬の定義が曖昧で、解釈が
分かれそうな気がしますね。

デパスは抗不安薬?睡眠薬?抗うつ薬?
エビリファイは抗精神病薬?抗うつ薬?気分安定薬?
それとも他の薬があればデパスやエビリファイはそれ以外のカテゴリでOK?
眠剤として有用なレボトミン・デジレルも統失・抗うつにカウントされるん?
ハイゼットやアタPのような他の薬効を持つ抗不安薬・睡眠薬はどうなるの?
漢方は関係ないと言うことで良い?


この4月までの1ヶ月で定義が定まれば良いのですが、多分うやむやに
なったままなし崩し的に始まりそうな気がします。ただ今まで多剤投与
されてた患者からいきなり薬を抜くと悪影響が予想されるので、経過措置が
今年の10月まで設けられており、減薬の努力をするよう求められています。
つまりまだ半年の猶予があるので、多分解釈も定まるでしょう…定まるよな?

しかし同種の三環系抗うつ薬やベンゾジ数を制限するならともかく、薬理の
異なる薬を一緒くたにまとめるのはどうなのかね。血圧の薬とか5種類くらい
普通に飲むでしょ。イミノジベンジル系とかインドール系とか定型抗精神病薬の
中でも細かくカテゴライズされてるのはガン無視ですか。なんか乱暴な決め方の
様に思えます。
まぁリーマスやラミクタールのような繁用性の高い気分安定薬が
定義から外れているだけまだマシなのかもしれませんが。
→※ベテランの先生(臨床経験5年以上などの条件アリ)ならば、抗精神病薬と
抗うつ薬に限り多剤投与を認められたようなので、一部記事を削除します。


診療報酬の改正は、厚労省が案を出した後に識者たちのパブリックコメント
よって修正をかけていくものなのですが、そのパブコメの募集期間は
一月の一週間程度と非常に短く、しかもあまり宣伝されないのでほとんど
気づかれずに終わります。今回得られたコメントは1000人分程度でした。
それでも精神科薬の多剤投与制限に関しては最多の437件の意見が寄せられ、
うち354件が反対だったにも関わらず今回の結果に至りました。
パブコメの存在意義ェ…。

以下はそのパブコメの主な内容です。
●多剤処方する患者はそもそも治療抵抗性が高いからそうなってるのだ。
●多剤処方する患者ほど診断が難しいのに診断料を減らされる意味が不明。
●薬効や用量など薬の特性を考慮せず、薬剤数で規制する医学的根拠は?
●内科で精神科薬を多量に使っても診断料が減らないのは矛盾してる。
●患者の自己負担額を上げる方向で対応すべき。
●半年で減量は難しすぎる。せめて二年ないと軟着陸できない。






とまぁ多くの問題をはらんでいる今回の診療報酬改訂ですが、
このブログ的に最大の問題は上記のような事ではありません。

この改訂によって多くの薬がリストラされるのではないか?

と声を大にして言いたい。ただでさえ半分死んでるようなマイナーなベンゾジが
これ幸いとメーカーに製造打ち切り判断される可能性は大いにあり得ます。

折しもこの2月、塩野義によってウインタミンの製造打ち切りが発表されました。
かなりの精神科に入ってるはずの超有名な抗精神病薬ですが、年間売上は
5億以下と振るわず、同効薬に田辺のコントミンが存在することから判断された
ようです。現代精神薬理学の基礎を作り上げ、60年もの長きにわたり
存在意義を証明し続けたクロルプロマジンですらこの扱い。
セルシンの後雨後の竹の子のように出現したベンゾジ達が今後も生きながらえる
事が出来るか、非常に厳しいのではないかと思います。セダプランは始まりに
過ぎなかったのだ。メレックスは…レスミットは…メンドンは…。

あれ?無くなっても誰も気がつかない?(汗

f0133373_01062719.jpg


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by haya # by hayanoya | 2014-03-02 01:25 | 怠惰な日常 | Comments(27)
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アタシのドパミン、本気出す。
明けましておめデパス!(商標:クソザっ娘通信

昨年初めに買ったまま放置していたHoI3を引っ張り出していじってたら
はまってしまい、泥沼の対ソ連戦の最中に年が明けました。
皆様におかれましては、良い一年をお過ごしになりますようお祈り申し上げます。

年末のドサクサに紛れて、コンサータの適応年齢が成人に拡大したようです。
2013年12月20日以降、成人でもメチルフェニデートが使えるようになりました。
2007年12月にリタリンの成人適応が削除されたので、丸6年ぶりですね。

薬局で調剤するためにはe-ラーニングの追加講習が必要とのことなので、
先週講習を受けてきたばっかりです。と言っても大した内容ではないですが。

●コンサータの用量換算は、リタリンの3.6倍。
 →リタリン20mg/日だった場合、コンサータは72mg。そしてこの量が上限量。

コンサータ成人用に追加剤型は(今のところ)出てない。18/27mg錠のみ。
  →やっぱり出ました(泣 まぁ36mg=リタ10mg相当なので成人には使いやすいか。

●DSM-5基準で、成人AD/HDの診断は、小児AD/HDよりちょっとだけゆるい。

DSM-Ⅳ-TRでは広汎性発達障害とAD/HDの併存は認められなかったが、
 DSM-5では認められるようになった。

 (広汎性発達障害は自閉症スペクトラム障害に統合された)
 
ざっとこれだけです。ぶっちゃけ6年前にリタリンでこの制限をしておけば
はるかに安い薬価で済んだじゃねーかと思わないでも無いですが、
AD/HDという概念自体DSMの産物なので、DSM改訂まで動けなかったというのも
あるのでしょう。何はともあれおめでたい。

とはいえ、昔みたいにメンタルクリニック行けばコンサータ乱発してくれるのか
と言うとそうではなく、コンサータ適正流通管理委員会で認定された医師しか
処方できないので注意。医師によってはアッパー薬ジャンキーが群がったり
マスコミに目を付けられたりするのがイヤで、あえてこの認定を受けてない方も
おられます。自分の担当医に一度聞いてみるとよろしいかと思います。

2012年の8月には、すでにストラテラが成人AD/HDに適応を取っているので、
今後はストラテラとコンサータの抗争がますます熾烈になることでしょう。
ストラテラ40mg仕様のすてらさんとこんさーれでぃで賀正絵を一筆。
ウマ年なので乗馬…中枢において馬といえば ヽ(*゚д゚)ノ < カイバー だっ!
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by haya # by hayanoya | 2014-01-13 12:20 | 怠惰な日常 | Comments(33)
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あかんやつクルー!?
楽天日本一おめでとうございます。さっそく楽天サイトに行こうと思ったら
二重価格詐欺とか言われてるじゃないですかーヤダー! …まぁミキタニだしな。

話変わって、最近ルンドベックと仲の良い大塚製薬が新しい減酒薬の
国内開発に着手したようです。ルンドベックとの共同開発はメンテナ、
抗うつ、抗アルツハイマーに次いで4つ目。ていうかルンドベックの
CNS薬の開発力すげぇな。ガイギー、ロシュ、アップジョン、リリーときて
今度はルンドベック王朝の時代になりそう。

大塚製薬とルンドベック社
減酒薬「nalmefene」(ナルメフェン)の日本における共同開発・商業化を合意


ナルメフェンは昔から存在していたオピオイド拮抗薬のナルトレキソンを
改良したものです。ナルトレキソンの6-ケト基をメチル基に交換することにより、
半減期の増加やバイオアベイラビリティ向上、肝毒性の軽減、依存性の回避など
全般的な性能を向上させたものと言われております。

オピオイド系ということでソセゴンとの関連を想起させますが、あっちは刺激薬。
こっちは拮抗薬です。ソセゴンはペンタゾシンの活性を弱めるためにナロキソン
という枷がはめられてますが、ナルトレキソンはそれとほぼ同じ構造式を
持っており、μおよびκ受容体を遮断するという効果も同じです。
アルコール依存になぜオピオイド拮抗薬が有効なのかはよく分かっていませんが、
アルコールを摂取することで脳内麻薬の産生が向上するため、それらによる
脳内報酬系の活性化を防ぐと想定されています。

従って、ナルトレキソンは脳内報酬系が問題になる他の病気、たとえば買物とか
ギャンブルの依存症治療にも有効では無いかと言われており、それはそのまま
ナルメフェンにも引き継がれています。ナルメフェンはセリンクロと言う名前で
アルコール依存治療薬として今年の4月に欧州で認可されたばかりですが、
他の依存症治療の有用性も調べられています。将来的にはパチンコ依存症も
病気と認められて治療対象になるかも?

…そういえば、なんか今年は日本で減酒薬がひとつ発売されていたような。
鳴り物入りの薬理で日本新薬にプロ入りしてたっかい薬価つけて1日6錠も
飲まされるのにプラセボと10%くらいしか効果の違わない奴。さいてょのような
違う意味であかんプロ。アカンプロ…アカンプロセートや!(わざとらしい
商品名はレグテクト。愛称は思いつかないのでれぐてちゃん(仮)で。

ノイズが多くて薬効が十分に発揮できないから町医者には使って貰いたくない
とおっしゃるチキンな日本新薬のおかげで未だに処方は回ってきませんが、実際
効いてるんでしょうかね?最初聞いた時は第二のチャンピックスか?と思うほど
衝撃的だったのですが…いかんせん中枢の弱い日本新薬では持てあましそう。
トラマールの市場がトラムセットに喰われたように、レグテクトの市場も
この大塚ナルメフェンに喰われてしまうのではと思うと泣けてきます。
多分発売に3年くらいかかるから、さっさとシェアを固めてしまうんだ!
でないと来るぞ!あかんやつ来るぞ!舘ひろし使って宣伝されるぞ!(違

…とはいえナルトレキソンも全然効果無いという論文があったりで、禁酒に
おけるナルメフェンは、禁煙におけるチャンピックスほどに劇的な効果は
起こさない気がします。ニコチン受容体の機能異常さえ治せば正常化する
ニコチン依存と異なり、脳のぬか漬け状態がずっと続いていたアルコール依存
では脳の構造自体が変化しています。ナルメフェンは「飲んでも気分が良く
ならない薬」であり、アカンプロセートは「飲みたい気分を減らす薬」です。
チャンピックスはこの2つの効果を備えているので、チャンピックスには及ばず
とも同様の薬理を得るためには2種を同時服用する必要があります。

アルコール依存はどれだけ長く断酒しても、一杯でも飲んでしまうと依存性が
復活するやっかいな病気なので、飲酒衝動を抑えるにはアル中病棟や断酒会
などの社会的な矯正力を非常に長期にわたって受け続けなければなりません。
この社会的矯正がどんだけしんどいかは、吾妻ひでおの漫画「失踪日記」や
アル中病棟」でも読んでもらえれば十分に分かるかと思います。

アカンプロセートとナルメフェンは結局この社会的治療の補助になりこそすれ、
チャンピックスのようにそれだけで完結する治療にはならないのではないかと
思います。ただ、飲酒衝動の低下に加えて、たとえ飲んでも快感が得られない
状態が続くなら、飲酒動機も減る可能性があります。今までのように「一杯でも
飲むとアウト」という緊張感のある依存症の定義は変わっていくかもしれません。

アカンプロセートは一発でも打たれたら役立たず扱いされる可哀想なピッチャー
ですが、たとえ打たれてもナルメフェンがきっちり守備を固めてくれるのなら
安心して投球に専念できますね。「野球」が「ワンナウト」と一番違う事、
それは…一人じゃない事!!…まぁ守備がそろうのは当分先なので、それまでは
れぐてちゃんに一人で頑張って貰いましょう(鬼
孤軍奮闘なれぐてちゃんは、以前のエントリにあった烏羽玉さんの野球選手ネタに
インスピレーション受けて作らせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
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by haya # by hayanoya | 2013-11-06 02:51 | クスリあれこれ | Comments(31)
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ご無沙汰しております。
ボーッとドル円チャート見てたら前回の更新から4ヶ月が過ぎていてびびった。
いつの間にか夏アニメが終わって秋アニメが始まってるよ!
今のところキルラキル・凪のあすから・夜桜四重奏が今期TOP3ですね。

アルペジオは原作ファンガッカリ物だと思ってたけど結構いい出来。
なお艦これブームのせいで軍艦擬人化業界が混乱している模様。
薬擬人化もブラウザゲーム化してブームになってくれないもんかねぇ。

そんな私のメンタル…もとい、メンヘルモデルが収録された擬人化本が
だいたい完売しました。Eクラス編はまだそれなりに残ってますが、A~Dが
完売したのでおそらく足は止まるでしょう。

なので通販時にオマケでやってた好きな薬アンケートの集計を行いたいと
思います。C/Dクラス編再版の時に集計するの忘れていたので、今回のは
2年分の合計です。ではどーぞ!
f0133373_3202330.jpg

はい、でぱ子さん圧勝です!25票獲得で前回2位からトップに返り咲き!
やはり日本人とは切っても切れない薬。ジャパニーズエッセンシャルですね。
2位はEクラス編発売の影響でしょうか、ラミクタールが票を伸ばしており、
ロリっ子が1・2フィニッシュを飾るという誠にウチのブログらしい結果となりましたw

3位のエビリファイは2013年集計で最も票を伸ばし、圏外から一気に大躍進です!
内資の薬はやっぱり応援したいですね。適用が広がったのでこれからも期待です。
同率3位のサインバルタは上位の常連。これもいちおう内資の薬になるのかしら。
やたら可愛いピンクのカプセルと不釣り合いなバカ高薬価のギャップにメロメロです?
同じく常連だったレメロンはランクダウン。さすがにインパクトが薄れてきたか。

ジェイゾロフト・レクサプロはマイルドなロングタイプSSRIでどちらも堅実な人気。
レクサプロの売上はちょっと苦戦してるみたいですが、ジェイゾロフトも最初そんな感じ
だったので大丈夫!? 不安障害に適応を広げて一気に顧客を伸ばしたいところ。

ハルシオンが堅実に票を稼いでる一方で、三大ロリっ子の一人であるマイスリーは
トップ5から転落です。ジェネリックが発売されると人気が落ちるの法則。ジェネの
ゾルピデムOD錠「KN」は意外と苦みもなく水無しで口内で溶けるのでおすすめ。
マイスリーの苦みがイヤな人は試してみるもご一興。どや宣伝したったぞ小林化工!

パキシルはCRが発売されてもランクダウン。これもジェネリックでたからな…。
まぁ元々不人気な薬なので妥当なところでしょう。レキソタンはあと一歩でトップ10に
食い込めたのになぁ。ベンゾジが減って抗うつ/抗BD剤が増えたのも時代の流れか。

今回は最後の集計なので各クラス別ランキングもついでに集計します。Cクラスは
ほとんど上がらなかったので除外。DとEに集中したのでこの2クラスはトップ10で。
f0133373_3204327.jpg

…A/Bクラスはおそらく今後もほぼ変わることの無い順位でありましょう。鉄板です。
Dクラスは最近の薬ばかり上位に来ているので、今後新しい抗うつ薬が発売されるに
従ってランクが変動するものと思われます。とりあえず武田/ルンドベックの
ボルチオキセチンや、大塚のブレクスピプラゾールあたりが有力候補。
抗うつ薬は外資ばかり目立っていたので、内資の巻き返しを期待したいですね。

双極の治療薬は創成するというよりも発掘するという感じなので、Eクラスランキングも
あまり変動はないかも。今後の発展は大日本住友のルラシドン日本逆上陸、
セロクエルの徐放錠発売(と同時に双極適応追加)あたりでしょうか。統失系ばかり
でなく他の分野の発掘も頑張って欲しいところです。高い薬ばかりでなくデパケンや
リーマスも外すことが出来ないのがEクラス編の面白い部分なので。

という事で、薬の擬人化をこれから目指される方に参考にして頂けると幸いです。
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以下にアンケート全結果を記しておきます。
トップ10が擬人化出来てる薬でよかったよ!

私の今年のフェイバリット薬はディレグラでしょうか。馬鹿にしてたけど意外と
鼻炎も収まるし眠気も出ないし小青竜湯より飲みやすい!
どや宣伝したったぞサノフィ!

デパス25
ラミクタール17
エビリファイ14
サインバルタ14
ジェイゾロフト13
ハルシオン12
レクサプロ12
レメロン/リフレックス11
マイスリー9
パキシルCR9
レキソタン8
デパケン/R8
アモキサン7
ジプレキサ7
リーマス6
リスパダール6
リリカ6
リボトリール5
ロヒプノール5
コンスタン/ソラナックス5
セロクエル4
デジレル/レスリン4
レンドルミン4
トレドミン4
メイラックス4
ベゲタミンA4
モディオダール3
アナフラニール3
ドグマチール3
トピナ3
トラムセット3
バルネチール3
ロゼレム3
ワイパックス3
アモバン2
セレネース2
テグレトール2
ホリゾン2
ムコスタ2
リタリン2
ルボックス2
レグナイト2
レボトミン2
ロナセン2
アイミクス1
イルベタン1
インデラル1
エバミール1
エンシュアコーヒー1
葛根湯1
ガバペン1
グリベック1
ザイボックス1
ザンタック1
ジオン1
西瓜糖1
ストラテラ1
ゼプリオン1
ソフティア1
タケプロンOD1
トリセノックス1
ドルミカム1
ニューレプチル1
ノリトレン1
ノルレボ1
プラミペキソール1
ブリプラチン1
ベタナミン1
ミニリンメルト1
ヨーデル1
抑肝散1
リレンザ1
ルーラン1
ルジオミール1
ルネスタ1
ロルカム1
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by haya # by hayanoya | 2013-10-28 03:39 | ちびまる向ちゃんトピ | Comments(28)
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このブログに置かれている薬の擬人化キャラの著作権は、haya が有するものとします。
転載、2次使用等は好きにして頂いて構いませんが、その際ご一報いただけると嬉しいです。
Copyright (C) 2006-2016 haya All rights reserved.