トップ
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
以前の記事
タグ
最新のコメント
ライフログ
検索
お気に入りブログ
Favorite Link
ブログパーツ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧



タグ:クスリあれこれ ( 38 ) タグの人気記事
by haya
        TOPに戻る▲
        
明けましておめでトフラニール。
今年こそはもう少し更新頻度を…(毎年の挨拶

昨年末のシンデレラフェスでSSR3枚同時という神引きを経験し、
デレステへのモチベが大幅に上昇しているhayaと申します。
もう石はデレフェス専用にしよう。

さて酉年です。トリと言えばトリサイクリックアンチデプレッサント、
略してTCA、三環系抗うつ薬ですよね!(えぇ…

今年は特にネタも無いので素直に三環系のお二人を描いてみました。
トフラニールのふらっと教授(上)とトリプタノールのとり乃准教授(下)です。
抗うつ薬Dクラスの担任・副担任ポジですがブログ上ではほとんど
取り上げてなかったので以後お見知りおきを。
f0133373_03131759.jpg
…と言っても、抗うつ薬ですら2種までしか使えないこの寒い時代で
彼女たちの出番はほとんど無いかも知れませんね…
SSRIにイマイチ反応が薄い場合はSNRIを試すことになってるのが
最近のセオリー。先月ようやくイフェクサーが長期投与解禁になったので
そろそろ擬人化を進めたい所なのですが…まぁイフェクサーの日本発売にも
20年くらいかかっているのでなかなか出ないのはある意味リアル(言い訳

さて、2017年の新薬展望は…

最近の製薬情況は完全に閉塞感が漂っており、武田やファイザーや第一三共など
一流製薬メーカーですらジェネリック開発にいそしまなければならない
情況です。一方で新薬はといえば完全にバイオ医薬品開発が主流で、我々の
ような場末の薬屋にはとても手の触れられない超高額の注射剤ばかり。
薬の価格帯が完全に二極化し、画期的な合成低分子医薬品を気軽にどの薬局でも
扱えた古き良き時代では無くなりつつあります。

とはいえ、認知症以外の精神科治療にバイオ医薬品が持ち込まれるのは当分先に
なるでしょうから、崩壊しそうな自立支援医療もしばらくは持ちこたえられそう
です。さしあたり各メーカーの有望な精神科薬開発状況を見てみましょう。

●まずは時価総額をアステラスに一時抜かれた勢いの無い武田。

LuAA21004 vortioxetine(TRINTELLIX) 大うつ病 P-Ⅲ

性感帯のような名前のボルチオキセチンですが、全然イッてくれません(申請に
米国販売は2014年1月であり、既に3年が経過しましたが日本ではまだ時間が
かかりそう。武田はそもそも精神科に弱いのであまり本腰入れてないのかも。
ルンドベックも素直に大塚に渡しておけばいいものを…。

●次は日本の大手先発メーカーで唯一ジェネリックに興味無いアステラス。

FK949E クエチアピン(セロクエル)徐放錠 双極うつ 申請中

こっちは2016年8月に申請されてますので、まともにいけば今年中には承認が
降りるのではないかと思います。アステラスは今や下半身薬メーカーのイメージ
ですが、旧藤沢スピリッツを奮起して欲しいですね。セロクエルの双極適応で
ようやく双極治療が世界に一歩追いつくところです。

●続いて特許失効によるエビリファイロスに怯える大塚。

OPC-34712 ブレクスピプラゾール(REXULTI) 統合失調症 申請中

エビリファイで時価総額3位まで成り上がっただけに、その特許失効ダメージは
他のメーカーの比ではありません。故にその姉妹分であるブレクスピプラゾール
は猛スピードで開発され、つい先日承認申請がなされました。なんとか日本で
エビリファイの特許が切れるまでに発売に漕ぎ着けたいところです。
ただ統合失調症にしか適応が無いと、当面は売上が期待出来なさそう。
以前ちょっと触れたアル中治療薬ナルメフェンは依然P-Ⅲ。

●バイオなんか手を出さねぇ!ウチは合成屋だ!と社長がカッコイイ塩野義。

S-877503 グアンファシン(INTUNIV) 小児ADHD 申請中

カッコイイ啖呵の割にはしょっちゅう自社販売品を他社に切り売りしている
チグハグな塩野義。ベンザリンもリスミーもベゲタミンも手放したのに
中枢領域はまだ開発中です。グアンファシンはもともと高血圧の薬だった
α2作動薬です。交感神経の過興奮を抑えるためADHDの衝動性に有効と
言われています。昨年1月に申請が挙がっており、通ればα2作動薬で日本初の
精神科適応を持つ薬になるため、個人的には最も期待している薬です。
承認が遅いのが少し気になるところ。
一部の人が待望しているリスデキサンフェタミンはいまだP-Ⅲです…。

●他社のAGを作る事も検討、と完全に下請け発言している弱気大日本住友。

SM-13496 ルラシドン(LATUDA) 統失/双極うつ P-Ⅲ

ボルチオ以上に全然開発が進まないラツーダ。米国ではそれなりの実績を
上げてるはずなのに、なんでこう日本では治験が失敗するのか。下手すると
中国の方が先に発売されるかも。統失ではロナセンと市場が被るので、
ロナセンの特許が切れるまでのんびり開発してるのでは?と邪推してます。

●人類を代表してBETA(アミロイド)と戦っている多国籍企業エーザイ。

E2006 lemborexant 不眠障害 P-Ⅲ

エーザイと言えば認知症・てんかん・ダイエット薬。大塚と互角以上に
豊富な中枢薬基盤を持ってます。アリセプトの栄光よもう一度。今のところ
日本でP-Ⅲまで進んでるのはレンボレキサントのみで、国産初のオレキシン
受容体阻害薬として期待がかかってます。フィコンパも双極に使えたらなぁ…

●シクレストのクソ苦さは製菓の技術でなんとかならないのか明治。

ME2112 ジプラシドン(GEODON) 統合失調症 P-Ⅲ

ジプラシドンはもともとファイザーの薬なのに何故か明治が開発中。おかげで
イフェクサーに続くタマが無いとファイザーが愚痴ってます。ファイザーから
独立したラクオリアはよっぽど古巣が嫌いなようで。明治はシクレストを
発売したばかりなのでこの開発も相当長引きそう。ラツーダとは構造式も
薬効も開発状況も似ていますが、双極適応がある分ラツーダの方が嬉しい。

●あらゆる分野に首を突っ込まないと気が済まないパイオニアリーダーMSD。

MK-8931 verubecestat アルツハイマー P-Ⅲ

初モノ大好きMSDなので、アルツハイマーに関してもBACE阻害剤という新薬を
開発中です。エーザイとガチに争ってる分野ですが、日本で先に発売する
可能性があるのはこっちか?アルツは不眠と比較にならない巨大な市場。
ベルソムラで負けたエーザイが、何とか巻き返してくれればいいのですが。

こうして見ると2017年に期待出来そうな精神科薬はセロクエル徐放錠と
レキサルティとインツニブくらいか。レキサルティとエビリファイの違いが
気になるところですね。あと早いところうつ適応取って欲しい。

精神科ジャンルは新薬開拓するより、しばらくは欧米で既に発売された薬を
日本に導入できるかどうかが発展の要となりそうです。
リリーもGSKも諦めずにがんばって欲しかったのだが…どうやらプロザックと
ウェルブトリンは絶望的なようで…(ノД`)
しかし日本のプラセボは本当に強いなぁ。プラセボを擬人化するか(錯乱

という感じで今年もよろしくお願いいたします。インフルは去年以上に
流行ってないので皆さんもいい年始スタートを切れたでしょうか。
では、祝日が土曜と被りまくりで地獄の2017年をがんばりましょう!
はぁ…連休明け…仕事行きたくねぇ…。
[PR]
by haya by hayanoya | 2017-01-10 03:46 | 怠惰な日常 | Comments(12)
        TOPに戻る▲
        
Tears of Rohypnol
ゴールデンウィークを10連休で楽しめない93.7%の方々、お元気ですか?
薬局勤めの私は当然暦通りでお仕事です(泣
仕方ないのでヤケ酒を作ってみる企画。

既にご存じの方も多いとは思いますが、昨年11月にロヒプノールは突如
剤型変更されました。タダでさえドドメ色のPTPに変更されてぐんにょり
していた私はブルーになった錠剤を見てさらにブルーになったのです。
個装箱もご覧の通り、「ステータス:どく」みたいになりました。
f0133373_01425683.jpg
f0133373_01420729.jpg
この変更の理由はと言われればただひとつ、ロヒプノールを酒に混ぜて
よからぬ事を企む奴らが増えてきたからです。以前のロヒプノールは
ハルシオンなんかより遙かに溶けやすく、それ故に危険ということを
昔ブログにも書いた気がするのですが、ようやく今になってそれが改良された
わけですね。まぁ製造中止になるよりは全然マシなのですが…。

問題は日本ロシュ伝統の刻印である「ROCHE172」を消し、中外の刻印を
押しつけたことです!これによりロシュの面影はPTPから完全に無くなり、
なんかパチモン臭い薬に成り下がりました。エーザイのレキソタンですら
昔のデザインに敬意を払って包装変更されてたのに、ロシュ子会社の中外が
こんな包装を作っていいのか!ふざけんな!エディロール包装統一しろ!(本音

…と個人が憤ったところで刻印を戻すことができるわけも無いので、
その青くなった錠剤とやらにどれほど効果があるのか、ちょっと実験で
試してみました。ウチのブログには珍しく写真多めで載せております。
画像が重いのでナローバンドの方は注意して下さい。

つづきをよむ
[PR]
by haya by hayanoya | 2016-05-02 02:17 | ちびまる向ちゃんトピ | Comments(33)
        TOPに戻る▲
        
3位じゃ(ry
ライブ速度を変えられる神アプデによりスクフェスが格段に快適になったze!
弾幕恐怖症の私にトラウマを植え付けまくった超難関ノートが密度減るだけで
こんなにも見やすくなるなんて!(なおフルコンできるとは言ってない模様
シンデレラどころかツンデレですらない詐欺ガチャにデレステのモチベが
下がりつつある今、再びスクフェスに熱が入っている今日この頃です。

…というかインフルエンザと薬価改正と診療報酬改正のトリプルラッシュでロクに
ブログがチェック出来ませんでしたすいません。いつの間にか4月になってしまった…

薬価改正ではC型肝炎薬のハーボニーが1瓶で71万円も下がるというギリアドショッキンな
ニュースが業界を騒がせましたが、本当に涙目なのは大塚製薬ではないでしょうか。

エビリファイ -15%
イーケプラ -15%
サムスカ -25%
プレタールOD -11%


という大塚の高薬価な主力商品が軒並み大幅薬価ダウン。特許の切れたプレタールは
さておき、上の3つは「売れすぎてるから薬価下げる」という無慈悲な厚労省ルールで
削られております。もうちょっと謙虚に売るべきでしたね!大塚のMRは必要性が無い患者に
無思慮にエビリファイODを勧めまくる脳筋なので、個人的にはザマァと思っていますがw

薬局関係の法改正は…このブログ的にはどうでもいいですね。
医科関係は…精神科の薬剤処方がこの4月からさらに厳しくなっております(汗

2年前から抗不安薬と睡眠薬をそれぞれ3剤以上出すとペナルティを食らうという
ルールが開始されましたが、今回それに抗うつ薬と抗精神病薬が加わります。
すなわち、抗不安薬・睡眠薬・抗うつ薬・抗精神病薬全てのジャンルが
原則として各2剤までしか出せなくなるのです!

ペナルティの内訳は:
●処方料(院内処方):42点→20点
●薬剤料(院内処方):100%→80%
●処方箋料(院外処方):68点→30点
●精神科継続外来支援・指導料(精神科のみ):55点→ゼロ


であり、2014年の改正の時と同じです。ただ抗うつ薬と抗精神病薬の剤数制限は
十分に経験を積んだ精神科の医師であればペナルティを回避できるようです。

ただし、十分に経験を積んだ医師の元であっても
●その医療機関で3種以上の抗うつ薬/抗精神病薬を投与されている患者が
 抗うつ薬・抗精神病薬を投与されている全患者の1割(もしくは20名)未満。
 これは多剤投与報告書にその割合を書いて年4回提出しなければならない。
●その患者に対し、絶えず残薬確認・減薬の検討を行う


という条件をクリア出来なければ、精神科継続外来支援・指導料は半分に
減らされてしまいます。4月以降、3種以上の抗うつ薬をもらえる人は
そのクリニックで1割未満のVIP待遇に選ばれた患者なのですよ!(嬉しくねーよ
まぁ削られるのは55点の半分なので出すところは目をつむって出すかも知れませんが。

抗不安薬・睡眠薬・抗うつ薬・抗精神病薬の該当リストは平成26年の時とさほど
変わっておらず、平成28年の改定資料の似たような所に置かれています。
相変わらず分かりづらいですが保医発0304第3号の様式(医科)PDFの別紙36ですね。
ベルソムラ(スボレキサント)が明確に睡眠薬と定義されたのと、
イフェクサーSR(ベンラファキシン)が抗うつ薬として追加されたのが変更点かな。

ベルソムラは昨年からベンゾジ&ロゼレムと熾烈なポジション争いをしてますが、
今後は抗うつと抗精神病カテゴリもレッドオーシャンと化すでしょう。
最近の抗うつの基本処方はSSRI(SNRI)+レメロンなので、これに外れた三環系や
四環系、ベタナミンなどはますます処方頻度が減ることになると思います。
一番割を食うのはデジレルかな?また薬価が高い上にまだ2週間処方しかできない
イフェクサーSRもこの規制により相当の苦戦が予想されます。
逆にドグマチールやエビリファイなど抗うつ効果のある抗精神病薬は抗うつ薬としての
ニーズが高まりそうです。もちろんリーマスなどの気分安定薬はますます盤石ですね。

抗精神病薬はわざわざCP換算表を別紙36の2に資料として用意しているのを見る限り、
本気でCP換算値を削っていこうというスタイルのようです。薬価が高い非定型の
抗精神病薬は双極性障害の適応を積極的にとっていかないとしんどい気がしますね。
最近シクレスト舌下錠(アセナピン)も承認されましたが、頓服なんかに貴重な
2個枠の1つを使えるとも思えず、適応拡大しないと苦戦必至ではないでしょうか。

ということで今後出てくる新薬には非常に暗澹な改定となりそうですが、
個人的にはベンラファキシンが日本で拝めると思っていなかったので
イフェクサーSRの発売にこぎ着けたファイザーを応援してます。ジェイゾロを超えろ!
(14Cap使っただけで不良在庫になったので焦っている)

f0133373_23151246.jpg

[PR]
by haya by hayanoya | 2016-04-05 23:27 | 怠惰な日常 | Comments(15)
        TOPに戻る▲
        
明けましておめデリトン(再開発希望)。
再開というにはかなりgdgdな更新ペースの反省を込めて年始の挨拶を。
(デレステの年末シンデレラガチャでSSRを引けず正気に返ったとも言う)

申年ですよ!ちまたでは某ソシャゲでサルに見立てたガチャキャラを
引き当てるまでに70万円以上つぎ込む話が話題になっておりますが、
我々の業界でサルキャラといえば!ご存じムコサルくんですよね(知らんわ

大塚製薬の胃薬ムコスタのマスコットキャラとして作られて幾年月。
ムコサルならムコサールだろ普通と突っ込まれながらもその愛くるしい
外見で大塚製薬の顔としてのし上がり、とっくに特許の切れたムコスタが
ジェネリックに切り替えられるのをクリアファイルやカレンダーをばらまいて
必死で食い止めている姿は感動の涙をこらえきれません。

ならば年間売上70万円目指すムコサルくんを描くか!と考えていたのですが
昨年末から製薬会社の販促ルールが一様に変わったという衝撃的なニュース!
どうやら医薬品の商品名を冠する販促品の配布が全面的に禁止になったとのこと。
それに伴い、各メーカーが独自に作っていた医薬品のイメージキャラクター達が
一斉にリストラされてしまいました!

医療用医薬品メーカーがTVなどの大衆向け宣伝媒体で商品名をアピールする事は、
以前から薬事法違反として禁止されていました。しかし業界紙など医療職が
目にするモノであれば宣伝は許されており、その流れでボールペンやメモ帳など
医療職がよく使う文房具類に商品名を入れることは容認されていたのです。

しかし、ボールペンのクリップ部に商品名が入っていたり先端にキャラクターが
ひっついていたりするとこれは患者の目にも触れることになり、間接的な
宣伝になるのでは無いかという批判が昨年後半から製薬業界にあったようです。

近年、ノバルティス社ディオバンの効能に関する過大広告が厚労省に非常に
叩かれたことを受け、新薬メーカーを主体とする日本製薬工業協会(製薬協)は
昨年9月に医薬品広告の自主規制に関して新基準を設定しました。その中に
医薬品の品位を損なうようなイラストを用いたり特定の製品をイメージさせる
デザインは避けるよう留意事項があり、オリジナルキャラクターの使用もそれに
抵触すると解釈されたのかもしれません。

従って大塚だけでなく、アステラスのゾン太くんも、MSDのクラリとティンも、
明治のメイアクトくじらも、中外のたみちゃんも、大正富山の萌えドロシーも、
ファイザーのハルシオンバードも、大日本の精神三羽烏も、田辺のドラルくんも
エーザイのツキノワくんもみんな消えてしまうことに!
なんちゅうこっちゃ!ノバルティスはホンマ余計な事しやがったなぁ!

擬人化のイメージが大幅に制限されることは間違いなく、各製薬メーカーが
こぞってPTP裏に萌えキャラを描くバラ色の未来も閉ざされました(元々無い
はぁ…キツネのいないアステラスの3ヶ月カレンダーを新年早々ブルーな気分で
眺めております。うぉっ、アステラスは患者用冊子からも既にゾン太くんを
削ってる!対応早っ!
f0133373_20045164.jpg



こんな悲惨な状況なのでネタ絵を投下。右隣にいるのはエルカルチンひつじ。
L-カルニチンは羊肉に多く含まれているというのを示しているらしいが
イメージキャラとしてどうなんだw 左隣はどこでもガチンコえび華ちゃんです。
f0133373_20055816.jpg
インフル流行らないので皆さん健康にお過ごしかと思います。今年も良い年で
ありますようお祈り申し上げます。

あ、このブログは一銭も儲からないので規制とか知ったこっちゃないですけん。
今まで通りガンガン擬人化しまっせ!今年の抱負は…月イチ更新!(死亡フラグ
[PR]
by haya by hayanoya | 2016-01-10 20:12 | 怠惰な日常 | Comments(24)
        TOPに戻る▲
        
ハナガサイタヨ
デレステ難い…フリックあんなに複雑だとか聞いてないよ…
MASTERフルコンに可能性を感じません。
ていうかデレステやってるとスクフェスのリズムが狂う。何故?
どっちもイベントに突入してて掛け持ち辛いわ-。やるけど。

ということでひたすらデレステにはまってる毎日ですが、ふと気がつくと
なんかジェイゾロフトのPTPに花が咲いてるではないですか!
季節外れのヒマワリ。あー今年の夏は短かったからなぁ…って違う!
これは!ジェネリックの発売が近づくとあざとい包装をしてくる法則!
ぱきるちゃんはCR変身という醜態を晒しましたが(ひどい)、どうやら
ぞふぃーさんは服を着替えるだけに留めたようです。
大輪のヒマワリが目を引く綺麗なPTPで割と好き。願わくば最初から
(ていうかジェイゾロフト擬人化する前から)このPTPにしてほしかった…。
f0133373_13193969.jpg
医薬品のジェネリックというものは大体6月と12月に発売されるのですが、
今年の12月はパキシルに続く大型SSRIであるジェイゾロフトにジェネリックが
出ると言うことで、にわかに業界が活気づいております。
ジェイゾロフトはOD錠とか出してきたので、ジェネリックも6種類用意
しなければなりませんね!素晴らしい嫌がらせ!(主に薬局に対して

ジェイゾロフトが発売されたのは2006年4月なので、ほぼ10年経過したことに
なりますね。もっとも主要先進国では1990年前後で発売されているのでとっくに
陳腐化しており、2015年までジェネリックが無かったのは例によって日本だけ
だと思います。なのでメーカーも最後の聖域を守ろうと悪あがきをしたがり、
パキシルCR錠だのジェイゾロフトOD錠だの出してくるわけです。薬局にとって
余計な規格を増やされる事は調剤過誤の原因にもなり迷惑でしかないのですが、
まぁこのブログ的にはネタが増えるのでよしとしましょう(笑

昨今は添加物も含めて先発品と全く同じ組成をしたジェネリック、いわゆる
「オーソライズド・ジェネリック(AG)」というものが話題となっています。
日本では(海外でも?)、先発品メーカーが自社製品のジェネリックを作る事は
できません。しかしその不文律の隙を突いた存在がAGです。、
先発品メーカーがジェネリック製造用の子会社を立ち上げるか、既存の
ジェネリックメーカーと合弁会社を作ったり買収したりすることで、先発品の
製剤技術をまるごとコピーしたジェネリックを作る事ができるのです。
AGが売れればAG製造会社が儲かるわけですが、間接的にその親会社である
先発品メーカーもライセンス料などで潤うことになるわけです。

AGは実質的に、名前の変わった先発品を安値で売っているようなものです。
ジェネリックが嫌がられる最大の要因は「本当にちゃんと先発品と同じ効果が
あるのか?」という事なので、AGであればその懸念は全く無くなることに
なります。患者的には安心を、医療機関的には説得力のあるジェネリック推進を、
そしてメーカー的には先発品よりも安定した売上を(なにせジェネリックなので
特許切れが存在しません)、という三方にお得なAGは、大型医薬品が次々と
特許が切れていく今後、より普及していくことになるでしょう。
普通のジェネリックより割高なので薬局的には人気薄ですが…。

もっともこのAG、ほんの数年前まで日本には存在しませんでした。結局AGは
先発品メーカーが形を変えて自分トコのジェネリックを作っているわけですから、
既存のジェネリック業界は当然反発します。ジェネリックメーカーの中には
高い製剤技術を持ち先発品メーカー医薬品の添加物を作っているところも
あるので、余計な軋轢を作りたくない先発品メーカー達はAGという存在が
有効であると認知しながらもなかなか作ろうとしませんでした。

AGを日本で最初に作ったのは、空気が読めない外資メーカーのサノフィです。
サノフィは日医工という大手ジェネリックメーカーと合弁会社を作り、
自社製品アレグラのAGを作りました。次いでこれまた外資系のノバルティスが
自社製品ディオバンのAGを作ります。これだけならさほど話題にはならなかった
のですが、その次にAGを作ったのは国内最大手かつ空気を読まないw武田薬品。
タケダがやるなら仕方ねぇな(マジありがてぇ)という事で次に手を出したのは
第一三共でした。今のところAGを作っているのはこの4社だけになりますが、
自社系列のジェネリックメーカーを抱えているGSK、エーザイ、大塚あたりは
今後自社製品に対してAGを作ってくる可能性が高いと思います。

今のところAGが発売されてる先発品の一覧:
2013.06 アレグラ :サノフィ→日医工サノフィ(SANIK)
2014.06 ディオバン :ノバルティス→サンド
2014.09 ブロプレス :武田→あすか製薬
2014.12 クラビット :第一三共→第一三共エスファ(DSEP)
2015.06 プラビックス :サノフィ→日医工サノフィ(SANIK)
2015.12 ユニシア(予定) :武田→あすか製薬
2015.12 エックスフォージ(予定) :ノバルティス→サンド
(ただしあすか製薬は武田の完全子会社ではないので、あすか製品は
AGとしての工程で作られてはいないらしい。欺瞞!)


何故唐突にAGの話をしたかと言えば、ジェイゾロフトにAGは出ないからです(泣
ファイザーは数年前から国内でマイランと提携しており、ジェネリック販売を
強化してきました。これは当然ジェイゾロフトAGを販売するための布石!だと
思っていたのですが、結局マイランとは提携に留めたのみで子会社も合弁会社も
作らず、自社製品をAGとして販売する戦略をハナから放棄しています。せっかく
精神科薬初のAGを出すチャンスだというのになんという消極!ブッダファック!

…どうも、100~200億円/年程度の売上ではAGを作る程の動機にならないそうで。
先発品メーカーの影があるとは言え実際販売するのはあくまで子会社。
AGはマージンを抜かれるので子会社的には利幅が薄く、なるべく作りたくない。
一定以上の売上が見込めるならいいが年商200億程度の薬でAGを作るのは
プロモーションや値引きも考えるとデメリットが大きい…という判断でしょうか。
ジェネリックの切り替え率を50%、薬価を先発の6割、AGのシェアが5割とすれば
年商200億の先発で200x0.5x0.6x0.5=30億程度になります。ジェネリックとして
見れば十分な売上ですが、利益の薄いAGでは少々寂しい数字なんでしょうね。

AGは患者にとって嬉しい選択肢ではあるのですが、残念ながら今後も大型医薬品
に対してしか発売されないかもですね。

ジェイゾロフトの年商は2014年で230億くらいなのでアウトのようです。
年商350億くらいのクラビットでAGが出たことを考えると、損益分岐は最低300億
位でしょうか。日本でそれだけ売れてる精神科薬なんてジプレキサ(570億)と
エビリファイ(380億)くらいしか無いよ!…ということで、精神科薬初のAGは
このどちらかか。リリーはジェネリック戦略に積極的じゃないから来年6月の
ジプレキサ特許切れには間に合わないかな。じゃぁエビちゃんだな。

まぁ包装変更程度でジェネリック変更を押しとどめられるとは思いませんが、
理由が何であれメーカーが今まで適当に作っていたPTP裏のデザインに技巧を
凝らし始めたのは(擬人化イメージが膨らむので)よい傾向だと思います。
この調子でいけばエビリファイジェネリックが出る2017年くらいには
萌えキャラの一人も描かれることになるでしょうね!(ならねーよ
せっかくなのでぞふぃーさんも衣替えさせてみました。森ガール風味を狙うも
配色が原色なので全然そう見えないのは私の擬人化によくある事です。
f0133373_13240282.jpg
最近はGS1コードをつけるついでに結構デザイン変更をしてくる薬がチラホラ
出てきておりますので、ついでに他の連中も包装変更させてみました(笑
画像が重いのでつづきに載せます。

つづきをよむ
[PR]
by haya by hayanoya | 2015-09-27 13:58 | ちびまる向ちゃんトピ | Comments(44)
        TOPに戻る▲
        
3位じゃ駄目なんです!(続き)
前回の記事は結構反響がありました。さすがに飲んでる薬にダイレクトな影響
があると思うとみんな真剣になりますね。

一応4月からの精神科薬多剤投与規制ルールをおさらいしておきますと、

<原則>
●抗不安薬・睡眠薬は各2種まで。
●抗うつ薬・抗精神病薬は各3種まで。
●上記ルールから外れた場合、下記の例外を除いて診療報酬が減額される。
●6ヶ月の猶予期間を設け、ルール導入開始は2014年10月1日。

<例外>
●他医療機関からの転院患者は、ルール適応に6ヶ月猶予あり。
●薬の変更時に前の薬を一時的に併用する場合、3ヶ月猶予あり。
●抗うつ薬・抗精神病薬は1週間の以上の間隔を開けて臨時に短期投薬可能。
●熟練の精神科医であれば、抗うつ薬・抗精神病薬に限り多剤投与可能。


となっております。ぼちぼち全国の精神科にも浸透してきたと思われます。
前回は具体的に何が抗不安薬とか抗うつ薬と定義されてるのか書いておらず、
片手落ちだったので今回補足しておきます。

参考資料は非常に分かりにくいところにある厚労省HP 診療報酬改訂のお知らせ
の第3:関係法令等【省令、告示】
 →(2)-3:診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について
     (平成26年3月5日保医発0305第3号)
 →様式(医科)PDF
 →別紙36より。

エクセルファイルのものをわざわざjpg画像にして不便にし、 
ついでに日数制限とカテゴリ分類を追加してもっと見づらくしてみました。
(画像クリックで別ウィンドウに拡大)
f0133373_19310482.jpg
気分安定薬は今回の規制から外れており、どの疾患に対しても非常に使いやすく
なっております。ソフト双極性障害が増えてきた背景に合わせたのでしょうか。
ともあれ、リーマス・デパケン・テグレトール・ラミクタール・リボトリールの
5種は、今回一番の勝ち組と言えるかと思います。
特にリボトリールはベンゾジでありながら何の規制も無く、適応外で頻繁に
使われる事になるでしょう。りりぃ可愛いよりりぃ。

抗不安薬カテゴリは2種までの制限で、一番割を食ってるのはグランダキシン
でしょうか。エセベンゾジと言われ作用も弱いけど、一応自律神経失調症用薬
としてそれなりの存在価値があったものが一気に平凡化してしまいました。
不安が長期続く場合は大概SSRIが処方されるので、ベンゾジ長短またはベンゾジ
+その他の組み合わせで何とかセディールやハイゼットにも日の目があるかも
しれません。アタラックスは普通眠剤として使われるにも関わらず抗不安薬カテ
なので、超激戦の睡眠薬カテで競合しないラッキーな薬です。

問題の睡眠薬カテゴリは泥沼の消耗戦状態です。ベンゾジ長短、お守りのバルビ、
土台工事のロゼレムはそれぞれ需要があるのに選べるのは2種のみ。もう特定の
ヨメを選別するのは諦め、基本ロゼレムと頓服眠剤を2週間ごとに色々変えて
出して貰うのがいいのかもしれません。その方が耐性も付きにくいかも?
MSDからオレキシン系のスボレキサントが近々上市されるという噂があり、
これが更に戦線を引っかき回しそうな気がします。

抗うつ薬は3種までですが、三環系とSSRI/SNRIを併用することは普通ないので
全カテゴリで一番縛りがゆるいと思います。そのどっちか+レメロン+デジレル、
ドパミンが欲しければドグマチールorエビリファイ追加でしょうか。ドグマと
エビが別カテゴリにあるのは非常にありがたいですね。
そしてベタナミンにうつの適応が残っていることを今知った。
リタはあれだけ騒がれてうつ適応削除になったのに、こっちは忘れられてる(泣

抗精神病薬は多剤投与の温床になり易いカテゴリですが、心療内科レベルで
このカテをふんだんに使う事は考え難いし、精神科ならばもう多剤投与覚悟で
使うでしょうから、意外と問題にはならないような気がします。コントミン
換算値に注意しながら別系統の薬を組み合わせていく感じでしょうか。
鎮静系のコントミン・レボトミンは睡眠薬として使われるケースが増えるかも。

オランザピン以下は現在のくくりで非定型抗精神病薬と言われているものです。
ジプレキサ・セロクエル・エビリファイの御三家はもう抗精神病薬と言えるか
怪しいですね。医療費抑制を目的とするならこのカテゴリの薬を真っ先に
リストラしたいところですが、残念ながら統失の範囲を超えて一番良く使われて
おり、精神科薬の価格高騰による自立支援制度の存続が危ぶまれております。

という感じで、今回の多剤投与規制は役所が考えたにしては割と妥当なラインに
落ち着いているように思います。一番割を食うのは大量の睡眠薬を要求する
患者(たいてい自己負担無し)なので、これを減らす役には立つかも知れません。
今度は薬目的の複数医療機関同時受診が問題になるかも知れませんが、それは
また別の規制によって修正されていくことでしょう。

とりあえず今回勝ち組と思われる3名を描いてみました。負け組を描くのは
リストラされた時…でしょうかね(汗
f0133373_03104475.jpg

[PR]
by haya by hayanoya | 2014-03-21 03:16 | 怠惰な日常 | Comments(90)
        TOPに戻る▲
        
3位じゃ駄目なんです!
定例薬価改正+消費税増税+診療報酬改正のトリプルアクセルで
日々胃を痛めている全国の薬屋さんはお元気でしょうか。
私は悩みすぎてピロリ治療のためにランサップ飲んでます。
唾液が苦い…。

まぁ薬局の苦労なんて医院には関係ないのですが、今回4月からの
医科用診療報酬改訂には精神科医にかなり影響しそうな文言が
追加されることになりました。

向精神薬の多剤処方は厳しく規制へ

抗不安薬・睡眠薬は各2種まで!
抗うつ薬・抗精神病薬は各3種まで!
それ以上使う医者は無能認定な。
半年やるから減らしとけ。


…おおざっぱに言えばこんな感じです。
かねてより多剤投与とか薬漬け治療とか批判があった精神科薬を
大幅に使用制限するよう指導が入ったわけです。他の内科薬とかは
こんな縛りないのにね。機械検査という客観的な指標の無い
精神科の弱点がここに来て出てきたわけですな。

※3/5:例外規定が追加されたので補足します。
(詳細は厚生労働省の診療報酬改定説明会資料(医科・本体)より確認できます)
以下に該当する場合は、多剤処方ペナルティの適応外とする。

●他の医療機関から転入してきた患者が、既に多剤投与されている場合
 →6ヶ月猶予
●薬剤を新規導入する際、以前の薬を一時的に併用する場合
 →3ヶ月猶予
●1週間以上の間隔を開けて臨時に短期(14回以内)投与する場合
 (※抗不安薬/睡眠薬は除く)
●精神科の経験を十分に有する医師が、やむを得ず多剤投与する場合
 (※抗不安薬/睡眠薬を除く。年一回地方厚生局に報告義務有り)

まぁぶっちゃけ処方できない訳では無いのですが、上記の
量を超えて処方するとかなりのペナルティを食らいます。
●処方料(院内処方):42点→20点
●薬剤料(院内処方):100%→80%
●処方箋料(院外処方):68点→30点
●精神科継続支援・指導料(精神科のみ):55点→ゼロ


院内処方をする医院の場合、単純に考えて22+55=770円/人の
収入を失います。おまけに患者に使った薬代の20%は回収
できません。こんなリスクを抱えてまで多剤処方をしたがる
医師はいないでしょう。自己負担の無い患者が睡眠薬を大量に
持って帰るという状況は激減しそうで喜ばしいことです。
「眠れへんねや!」とか薬局で叫ばれる気がしてゲンナリですが。

しかし睡眠薬を2種類までとなると、当然患者は強い薬を
求めたがるでしょう。その結果ベゲタミンやラボナのような
他の薬の効果を妨害する出来の悪い薬が蔓延するのではないか?
上限量の定まってない睡眠薬が多量に出されるのではないか?
一方で長期服用によって効果を現す、依存性の少ないセディールや
ロゼレムは駆逐されてしまうのではないか?という風に
抗不安薬・睡眠薬による治療が歪められないか気になるところです。

しかもこの書き方はそれぞれの薬の定義が曖昧で、解釈が
分かれそうな気がしますね。

デパスは抗不安薬?睡眠薬?抗うつ薬?
エビリファイは抗精神病薬?抗うつ薬?気分安定薬?
それとも他の薬があればデパスやエビリファイはそれ以外のカテゴリでOK?
眠剤として有用なレボトミン・デジレルも統失・抗うつにカウントされるん?
ハイゼットやアタPのような他の薬効を持つ抗不安薬・睡眠薬はどうなるの?
漢方は関係ないと言うことで良い?


この4月までの1ヶ月で定義が定まれば良いのですが、多分うやむやに
なったままなし崩し的に始まりそうな気がします。ただ今まで多剤投与
されてた患者からいきなり薬を抜くと悪影響が予想されるので、経過措置が
今年の10月まで設けられており、減薬の努力をするよう求められています。
つまりまだ半年の猶予があるので、多分解釈も定まるでしょう…定まるよな?

しかし同種の三環系抗うつ薬やベンゾジ数を制限するならともかく、薬理の
異なる薬を一緒くたにまとめるのはどうなのかね。血圧の薬とか5種類くらい
普通に飲むでしょ。イミノジベンジル系とかインドール系とか定型抗精神病薬の
中でも細かくカテゴライズされてるのはガン無視ですか。なんか乱暴な決め方の
様に思えます。
まぁリーマスやラミクタールのような繁用性の高い気分安定薬が
定義から外れているだけまだマシなのかもしれませんが。
→※ベテランの先生(臨床経験5年以上などの条件アリ)ならば、抗精神病薬と
抗うつ薬に限り多剤投与を認められたようなので、一部記事を削除します。


診療報酬の改正は、厚労省が案を出した後に識者たちのパブリックコメント
よって修正をかけていくものなのですが、そのパブコメの募集期間は
一月の一週間程度と非常に短く、しかもあまり宣伝されないのでほとんど
気づかれずに終わります。今回得られたコメントは1000人分程度でした。
それでも精神科薬の多剤投与制限に関しては最多の437件の意見が寄せられ、
うち354件が反対だったにも関わらず今回の結果に至りました。
パブコメの存在意義ェ…。

以下はそのパブコメの主な内容です。
●多剤処方する患者はそもそも治療抵抗性が高いからそうなってるのだ。
●多剤処方する患者ほど診断が難しいのに診断料を減らされる意味が不明。
●薬効や用量など薬の特性を考慮せず、薬剤数で規制する医学的根拠は?
●内科で精神科薬を多量に使っても診断料が減らないのは矛盾してる。
●患者の自己負担額を上げる方向で対応すべき。
●半年で減量は難しすぎる。せめて二年ないと軟着陸できない。






とまぁ多くの問題をはらんでいる今回の診療報酬改訂ですが、
このブログ的に最大の問題は上記のような事ではありません。

この改訂によって多くの薬がリストラされるのではないか?

と声を大にして言いたい。ただでさえ半分死んでるようなマイナーなベンゾジが
これ幸いとメーカーに製造打ち切り判断される可能性は大いにあり得ます。

折しもこの2月、塩野義によってウインタミンの製造打ち切りが発表されました。
かなりの精神科に入ってるはずの超有名な抗精神病薬ですが、年間売上は
5億以下と振るわず、同効薬に田辺のコントミンが存在することから判断された
ようです。現代精神薬理学の基礎を作り上げ、60年もの長きにわたり
存在意義を証明し続けたクロルプロマジンですらこの扱い。
セルシンの後雨後の竹の子のように出現したベンゾジ達が今後も生きながらえる
事が出来るか、非常に厳しいのではないかと思います。セダプランは始まりに
過ぎなかったのだ。メレックスは…レスミットは…メンドンは…。

あれ?無くなっても誰も気がつかない?(汗

f0133373_01062719.jpg


[PR]
by haya by hayanoya | 2014-03-02 01:25 | 怠惰な日常 | Comments(27)
        TOPに戻る▲
        
アタシのドパミン、本気出す。
明けましておめデパス!(商標:クソザっ娘通信

昨年初めに買ったまま放置していたHoI3を引っ張り出していじってたら
はまってしまい、泥沼の対ソ連戦の最中に年が明けました。
皆様におかれましては、良い一年をお過ごしになりますようお祈り申し上げます。

年末のドサクサに紛れて、コンサータの適応年齢が成人に拡大したようです。
2013年12月20日以降、成人でもメチルフェニデートが使えるようになりました。
2007年12月にリタリンの成人適応が削除されたので、丸6年ぶりですね。

薬局で調剤するためにはe-ラーニングの追加講習が必要とのことなので、
先週講習を受けてきたばっかりです。と言っても大した内容ではないですが。

●コンサータの用量換算は、リタリンの3.6倍。
 →リタリン20mg/日だった場合、コンサータは72mg。そしてこの量が上限量。

コンサータ成人用に追加剤型は(今のところ)出てない。18/27mg錠のみ。
  →やっぱり出ました(泣 まぁ36mg=リタ10mg相当なので成人には使いやすいか。

●DSM-5基準で、成人AD/HDの診断は、小児AD/HDよりちょっとだけゆるい。

DSM-Ⅳ-TRでは広汎性発達障害とAD/HDの併存は認められなかったが、
 DSM-5では認められるようになった。

 (広汎性発達障害は自閉症スペクトラム障害に統合された)
 
ざっとこれだけです。ぶっちゃけ6年前にリタリンでこの制限をしておけば
はるかに安い薬価で済んだじゃねーかと思わないでも無いですが、
AD/HDという概念自体DSMの産物なので、DSM改訂まで動けなかったというのも
あるのでしょう。何はともあれおめでたい。

とはいえ、昔みたいにメンタルクリニック行けばコンサータ乱発してくれるのか
と言うとそうではなく、コンサータ適正流通管理委員会で認定された医師しか
処方できないので注意。医師によってはアッパー薬ジャンキーが群がったり
マスコミに目を付けられたりするのがイヤで、あえてこの認定を受けてない方も
おられます。自分の担当医に一度聞いてみるとよろしいかと思います。

2012年の8月には、すでにストラテラが成人AD/HDに適応を取っているので、
今後はストラテラとコンサータの抗争がますます熾烈になることでしょう。
ストラテラ40mg仕様のすてらさんとこんさーれでぃで賀正絵を一筆。
ウマ年なので乗馬…中枢において馬といえば ヽ(*゚д゚)ノ < カイバー だっ!
f0133373_12113671.jpg


[PR]
by haya by hayanoya | 2014-01-13 12:20 | 怠惰な日常 | Comments(33)
        TOPに戻る▲
        
あかんやつクルー!?
楽天日本一おめでとうございます。さっそく楽天サイトに行こうと思ったら
二重価格詐欺とか言われてるじゃないですかーヤダー! …まぁミキタニだしな。

話変わって、最近ルンドベックと仲の良い大塚製薬が新しい減酒薬の
国内開発に着手したようです。ルンドベックとの共同開発はメンテナ、
抗うつ、抗アルツハイマーに次いで4つ目。ていうかルンドベックの
CNS薬の開発力すげぇな。ガイギー、ロシュ、アップジョン、リリーときて
今度はルンドベック王朝の時代になりそう。

大塚製薬とルンドベック社
減酒薬「nalmefene」(ナルメフェン)の日本における共同開発・商業化を合意


ナルメフェンは昔から存在していたオピオイド拮抗薬のナルトレキソンを
改良したものです。ナルトレキソンの6-ケト基をメチル基に交換することにより、
半減期の増加やバイオアベイラビリティ向上、肝毒性の軽減、依存性の回避など
全般的な性能を向上させたものと言われております。

オピオイド系ということでソセゴンとの関連を想起させますが、あっちは刺激薬。
こっちは拮抗薬です。ソセゴンはペンタゾシンの活性を弱めるためにナロキソン
という枷がはめられてますが、ナルトレキソンはそれとほぼ同じ構造式を
持っており、μおよびκ受容体を遮断するという効果も同じです。
アルコール依存になぜオピオイド拮抗薬が有効なのかはよく分かっていませんが、
アルコールを摂取することで脳内麻薬の産生が向上するため、それらによる
脳内報酬系の活性化を防ぐと想定されています。

従って、ナルトレキソンは脳内報酬系が問題になる他の病気、たとえば買物とか
ギャンブルの依存症治療にも有効では無いかと言われており、それはそのまま
ナルメフェンにも引き継がれています。ナルメフェンはセリンクロと言う名前で
アルコール依存治療薬として今年の4月に欧州で認可されたばかりですが、
他の依存症治療の有用性も調べられています。将来的にはパチンコ依存症も
病気と認められて治療対象になるかも?

…そういえば、なんか今年は日本で減酒薬がひとつ発売されていたような。
鳴り物入りの薬理で日本新薬にプロ入りしてたっかい薬価つけて1日6錠も
飲まされるのにプラセボと10%くらいしか効果の違わない奴。さいてょのような
違う意味であかんプロ。アカンプロ…アカンプロセートや!(わざとらしい
商品名はレグテクト。愛称は思いつかないのでれぐてちゃん(仮)で。

ノイズが多くて薬効が十分に発揮できないから町医者には使って貰いたくない
とおっしゃるチキンな日本新薬のおかげで未だに処方は回ってきませんが、実際
効いてるんでしょうかね?最初聞いた時は第二のチャンピックスか?と思うほど
衝撃的だったのですが…いかんせん中枢の弱い日本新薬では持てあましそう。
トラマールの市場がトラムセットに喰われたように、レグテクトの市場も
この大塚ナルメフェンに喰われてしまうのではと思うと泣けてきます。
多分発売に3年くらいかかるから、さっさとシェアを固めてしまうんだ!
でないと来るぞ!あかんやつ来るぞ!舘ひろし使って宣伝されるぞ!(違

…とはいえナルトレキソンも全然効果無いという論文があったりで、禁酒に
おけるナルメフェンは、禁煙におけるチャンピックスほどに劇的な効果は
起こさない気がします。ニコチン受容体の機能異常さえ治せば正常化する
ニコチン依存と異なり、脳のぬか漬け状態がずっと続いていたアルコール依存
では脳の構造自体が変化しています。ナルメフェンは「飲んでも気分が良く
ならない薬」であり、アカンプロセートは「飲みたい気分を減らす薬」です。
チャンピックスはこの2つの効果を備えているので、チャンピックスには及ばず
とも同様の薬理を得るためには2種を同時服用する必要があります。

アルコール依存はどれだけ長く断酒しても、一杯でも飲んでしまうと依存性が
復活するやっかいな病気なので、飲酒衝動を抑えるにはアル中病棟や断酒会
などの社会的な矯正力を非常に長期にわたって受け続けなければなりません。
この社会的矯正がどんだけしんどいかは、吾妻ひでおの漫画「失踪日記」や
アル中病棟」でも読んでもらえれば十分に分かるかと思います。

アカンプロセートとナルメフェンは結局この社会的治療の補助になりこそすれ、
チャンピックスのようにそれだけで完結する治療にはならないのではないかと
思います。ただ、飲酒衝動の低下に加えて、たとえ飲んでも快感が得られない
状態が続くなら、飲酒動機も減る可能性があります。今までのように「一杯でも
飲むとアウト」という緊張感のある依存症の定義は変わっていくかもしれません。

アカンプロセートは一発でも打たれたら役立たず扱いされる可哀想なピッチャー
ですが、たとえ打たれてもナルメフェンがきっちり守備を固めてくれるのなら
安心して投球に専念できますね。「野球」が「ワンナウト」と一番違う事、
それは…一人じゃない事!!…まぁ守備がそろうのは当分先なので、それまでは
れぐてちゃんに一人で頑張って貰いましょう(鬼
孤軍奮闘なれぐてちゃんは、以前のエントリにあった烏羽玉さんの野球選手ネタに
インスピレーション受けて作らせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
f0133373_2473292.jpg

[PR]
by haya by hayanoya | 2013-11-06 02:51 | クスリあれこれ | Comments(31)
        TOPに戻る▲
        
Abilify in Everyway !!
去年までならここら辺で夏コミ当落の発表でもしてたんですが、
今年は何をするでもなくダラダラと怠惰に春アニメを消化してます。
あ、冬コミの通販はまだ普通に受け付けておりますですよ。

気がつけば3ヶ月も放置していたので、リハビリがてら向精神薬関連のニュースでも。

去る5月24日の薬食審にて、既にエビリファイの適応拡大が認められて
いたのですが、このたびようやく添付文書上にもうつへの適応が記されました。
今後はレセプト上でもうつエビレシピが認められるようになるので、
最近やたらと厳しい突合点検の網にエビが引っかかることは無くなるでしょう。

なにげに統失・双極・うつの三大精神疾患全てに適応を取得したのは、国内で
エビリファイが初めてではあるまいか。いえーいエビちゃん大勝利!
…双極は躁のみだし、うつは補助療法だし、統失には使いづらいけどな!

今回みとめられたうつの補助療法とは、あくまで抗うつ薬によって十分な効果が
認められない場合に、抗うつ薬と併用で処方可能という奴です。エビリファイは
少量でドパミン賦活効果があるため、セロトニン・ノルアドレナリンを上げても
ダメっぽい場合に用いられます。3mgから開始し、上限は15mgまで。
統失や双極の24~30mg用量に比べ、サイフに優しい使い方です。

海外で一般に用いられているドパミン系の抗うつ薬であるブプロピオンや
モクロベミドが未だに日本では使えないため、ドパミン賦活剤として
アモキサン・ドグマチール・ジェイゾロフト・レメロン等が使われます。
他の受容体に大きく影響するアモキサンやレメロン、プロラクチン系の副作用が
気になるドグマチール、賦活剤というには少し弱いジェイゾロフトに較べると
副作用が少なくドパミン以外にほとんど作用を持たないパーシャルアゴニストの
エビリファイは、有望な選択肢になるでしょう。

というか、既に臨床ではかなり適応外で使われていたのではないかと思います。
エビリファイを単剤で統合失調症に使うのはかなり難しく、治療初期から
D2受容体を押さえ込む用量を見極めなければ簡単に症状を悪化させてしまいます。
その点うつに対しては、少量から開始するという分かりやすい使い方が可能です。
日本にはドパミンを遮断する薬は山ほどありますが、ドパミンを上げる薬は
限られており、エビリファイにその働きを期待する人は数多くいたはずです。

ところがレセプト審査の機械化に伴い、高額医薬品の適応外処方に対する査定は
昨今非常に厳しくなっています。ジプレキサ・エビリファイなどはその筆頭で、
かつてなら通っていた処方が、昨年より始まった突合点検でばしばし斬られており、
一番エビリファイが活躍できそうな分野で普通に使えないという歯がゆい状況が
ずっと続いていました。今回の適応追加で、エビリファイは発売後7年目にして
ようやく足枷が取れ、精神科の各領域を自由に走り回れるようになったのです!
いやーめでたい。喜びのあまりエビちゃん広告まで描いてしまいました。
f0133373_314750.jpg

マイルドなファーストにジェイゾロフト、不安が強ければレクサプロ、
ちょっと強めでレメロン・サインバルタ、ドパミンのアクセントにエビリファイ、
それでもダメなら三環系…と、日本の抗うつ薬もかなりバリエーション豊かに
なりましたね。後はセロクエルの徐放錠が双極うつの適応を取得すれば、海外の
プロトコルにもそうそうひけは取らないのではないかと思います。

もううつと言えばパキシル!という時代は終わったんでしょうかぱきるさん?
f0133373_31455100.jpg

はい激おこです。仲村ぷんぷん丸です。

にしても惡の華面白い!「アニメって萌えだけじゃねーから」とかのたまってる
私のような高二病患者にはどストライクです。Blu-ray購入検討中!
[PR]
by haya by hayanoya | 2013-06-18 03:17 | クスリあれこれ | Comments(37)
        TOPに戻る▲
        
このブログに置かれている薬の擬人化キャラの著作権は、haya が有するものとします。
転載、2次使用等は好きにして頂いて構いませんが、その際ご一報いただけると嬉しいです。
Copyright (C) 2006-2016 haya All rights reserved.