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ちびまる向ちゃん(100)
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薬屋りかちゃん 1 (1)
新井 葉月 / / 双葉社 スコア選択: ★★★★ 作者が薬剤師なだけあって、現場のリアリティ再現度は素晴らしいです。 しかし、リアルを突き詰めれば突き詰めるほど、 地味さが浮き出てくるのが悲しい薬剤師クオリティ。 調剤専門の薬剤師である以上、OTC販売でアピールできるわけもなく、 必然的に人間ドラマもこぢんまりした物になってしまいます。 小児科の門前のため、 主に主婦・子供が投薬の対象になってるわけですが、 あめ玉がどうとか母乳がどうとか待ち時間がどうとか よくぞこんな地味なシーンをここまでふくらませて 漫画に取り上げられる物だと感心するくらいです。 でも…これは同業者であれば、絶対に読んでおくべきです! 「たかが夏カゼで再来局されてもなぁ」 「他に威張るとこないんだよ。大目に見てあげなって」 「どんな場所でも薬局ウォッチングは欠かさない」 「飲めないなら飲まなきゃいーんだ。症状長引いて苦しむだけの事じゃん」 「あの薬にもキャラクターいたんですねー。うわぁかわいくねー」 「なんなのあのナンバリングの連打わっっ!!」 どの台詞も言ったことがあります。 感情移入しまくりんぐです。 むしろ薬剤師のために存在する漫画です。 以前発売された薬剤師プロパガンダ漫画「病院薬剤師物語」より 遥かに出来がいいので、打ち切り回避のために是非みんな買いましょう! 惜しむらくは、「ささやかな癒し」がテーマにある以上、 あまり黒そうな話題が今後も期待できそうにないっぽいです。 40超えた高収入独身のオツボネ薬剤師の派閥作りとか、 卸をパシリや丁稚としか思っていない薬局長とか、 ろくにレセプト入力を知らない薬剤師と事務との確執とか、 特定のメーカー以外のジェネリック変更は頑として認めない医師とか、 包装変更や名称変更を乱発して返品に応じないメーカーとか、 大量に薬を持って帰る、やけに偉そうな生保とか、 常識はずれの業務命令で現場を混乱と残業地獄に陥れる調剤本部とか、 そう言った部分を今後クローズアップしてくれたら、10冊は買います! |