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向精神薬擬人化その11:ドグマチール
いきなり11に飛びます。理由は夏コミのネタ作り。

ドグマチールを向精神薬と思えない人は、(このブログは)難しい。

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ドグマチール。
一般名スルピリド。

内服の規格は50・50cap・100・200・
細粒10・細粒50と6つもあります。

愛称は「まち」。
規格に応じて適応が変わるという移り気な性格なので、
好奇心旺盛な女子高生という設定にしてみました。
髪は200、ベストは100、スカートは50のシートの色です。
頭につけてるのは旧藤沢薬品のロゴマーク。

いつもはメインの色イメージを決めてから
配色するんですが、ドグマチールは規格が多いので
節操のない色づかいです…。

食欲旺盛。いっつも何か食ってます。栄養は全て胸に行くと豪語してはばからず、
クラス一の巨乳設定。いろいろな生徒を敵に回してます。

ドグマチールカプセル型のバッグを肩からかけてます。
描いててちょっと自分も欲しくなりました。
アステラスに販促品として作って欲しいなぁ。

というか単にπ/(ぱいすら)を描きたかっただけちゃうか自分。



開発元はフランスのSESIF研究所。1953年にo-クロロプロカインアミドが
吐き気止めとして使える事を発見し、その誘導体を追求した結果、
1964年にメトクロプラミド(プリンペラン)を商品化しました。

ところがこの薬、精神的な食欲不振にも効くことがありました。
まぁ胃薬なので食欲を改善するのは分かる話ですが、
このときSESIFは全く別のことを考えました。

「この薬、上手くいじったら精神安定剤になるんじゃね?」

そこで方針を変更し、メトクロプラミドの基本骨格である
p-アミノ安息香酸をいじくりまくって出来上がったのが、
スルピリド、商品名ドグマチールです。少量で胃薬、
多量で安定剤になる非常に画期的な薬です。

人の脳には血液脳関門(BBB)と呼ばれる、脳細胞に余計な薬物が
入らないようにするための関所があります。

胃の働きを調節する延髄の化学受容器引き金帯(CTZ)という場所はBBBが弱いので、
少量のドグマチールはCTZに作用し、胃の働きを調節します。

しかし、多量にドグマチールを服用すると、その一部は固い
BBBをすり抜け、感情を調節する大脳辺縁系に到達します。
これにより、抗うつ作用とか抗精神病作用が出てくるわけです。

ドグマチールが世に出た当時は、抗精神病薬と言えば
ハロペリドール類とクロルプロマジン類、
抗うつ薬と言えば三環系しかない時代であり、
いずれも副作用のきつい薬ばかりでした。

そんな状況下、安全性が高く効果も早いドグマチールは
大変使いやすい薬として、あっという間に精神科治療の柱となりました。

ドグマチールのヒットに気を良くしたSESIFは、BBBの突破力をより高めた
バルネチール、エミレースなどを開発し、ベンズアミド系抗精神病薬という
ジャンルを不動のものとしました。

しかしBBBへの突破力を高めた結果、ハロペリドール類と同じような副作用が
頻出するようになったため、ドグマチール以外は余りヒットしませんでした。

時が経ち、抗精神病薬にSDA、抗うつ薬にSSRIという、副作用の少ない薬が
登場し始めると、ドグマチールの勢いも段々と衰退していきます。

安全性が高いとはいえ、ドグマチールにはプロラクチンというホルモンの
濃度が高くなりやすいという弱点があり、男性の性欲減退や乳汁分泌、
女性の肥満化など、生活上の不便性が問題化されていたのです。

今では、精神科におけるウェイトはそんなに高くありません。
しかし、使いやすい薬であることに変わりはなく、
ビギナーからベテランまで幅広い精神科医に愛用されている薬です。

特にドグマチールの50mgは精神科のみならず、内科・消化器科・耳鼻科など
幅広く用いられてます。デパス同様、日本の医師好みの薬なのです。

…でも規格多すぎ。もうドグマチールカプセルはいらねーだろ。
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by haya by hayanoya | 2007-04-03 15:27 | ちびまる向ちゃんトピ
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