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「もしかして」 「俺たち発注量が」 「入れ替わってるー!?」
寒いと指が動かないのでスクフェスデレステが捗らないしブログ書こう。

とりあえず、精神科薬初のオーソライズド・ジェネリックが
地味に発売されていた件について。

オーソライズド・ジェネリック(AG)とは以前にもお伝えしたとおり、
「主成分・添加物・製造工程を含めて先発品と全く同じジェネリック」です。

最近話題になったオプジーボを例に取るまでもなく、高薬価の医薬品は
ダイレクトに日本の医療財政を逼迫します。なのでもう特許の切れた薬は
ガンガンジェネリックに変えてくれよ、と厚労省は叫んでいるのですが
昔のいいかげんな法規制で粗製濫造されたツケで、ジェネリックは今でも
あまり信用できない薬であると患者ばかりか医師までも主張してるのが現状です。

そこで特許切れによる収入源に喘ぐ先発品メーカーが提唱したのがAGです。
有効成分の特許が切れても製造方法は公開されないので、ジェネリックは
コカコーラの味だけ真似た別物のコーラだ、みたいな批判が度々起こるのですが
AGはペプシでもなくジョルトでもなくコカコーラのレシピ自体を他のメーカーが
(といっても系列会社ですが)作っているのです。

これはもう値段の安い先発品と言って差し支えないので、どこの医療機関でも
AGは採用されるに違いない!…と思いきや、AGがある薬のジェネリックにおける
AGのシェアは50%前後とそれほど多くありません。理由はその価格の高さです。

AGは先発メーカーにある程度のマージンを支払う必要があるせいで、おのずと
売価が高くなります。薬価制度があるので発売時の公的価格は他のジェネリック
と変わりませんが、そこからの実売価格は他のジェネリックの方がかなり安く、
必然的に購入側の薬価差益が大きくなります。特に院内調剤を行う医療機関や
大規模チェーン薬局は同じ薬を大量に購入する必要性から、少しでも薬価差益の
大きいジェネリックを採用したがります。ただこれは悪いことではありません。

薬価差益の大きい薬は次の薬価改正の時に実売価格に合わせるよう是正されて
いくので、安売りしたジェネリックは公的価格もどんどん安くなります。
AGを一躍有名にした武田の降圧剤ブロプレスAG、カンデサルタン「あすか」8mgの
薬価は70.1円。他のカンデサルタン8mgジェネリックは32.4円と、2倍以上の
開きが生まれています。先発品ブロプレス錠8mgの薬価は126.3円なので
「あすか」のモノでも十分安いのですが、血圧さえ下がれば先発品との同等性とか
どうでもいい、という患者であれば32.4円の薬の方がありがたいでしょう。

先発品・AG・その他のジェネリックと選べる薬局ならいいのですが、在庫と
予算の関係上、よほど大きな薬局でない限りジェネリックはひとつのメーカー
しか採用していないのが現実です。AGを処方して欲しい人は事前に薬局に
在庫があるか確認してみると良いでしょう。

…と、ここまでが前置き(長い)。AGは2013年から提唱されたモノなので
まだ10品目程度しか存在しません。この6月にジプレキサの特許が切れて
一斉にジェネリックが発売されましたが、AGは出てきませんでした。AGを
作るためには製造レシピを提供しなければならず、となると企業秘密を
さらして問題無い自社系列のジェネリック会社を用意する必要があります。
ジプレキサの販社はイーライ・リリーですが、リリーはジェネリック販売に
積極的ではないためAGを用意しなかったのです。

なら精神科初のAGはエビリファイかなぁと去年予想していたところ、想定外の
AGがいきなり今年9月に発売されました。とっくに特許が切れてジェネリックも
大量に出回ってるパキシル錠のAG、パロキセチン錠「アスペン」です。

パキシルを作ってるのはグラクソ・スミスクラインというイギリスの会社
ですが、アスペン社は南アフリカに本拠を置く世界的なジェネリックメーカー
です。グラクソとアスペンの提携は2003年より始まっており、最初はグラクソの
薬を南アフリカで販売提携しているにとどまっていました。しかし2008年に
免疫抑制剤イムランの知的所有権をグラクソから買い取り、本格的にグラクソ
との関係を強化していきます。2013年にはオーストラリアで特許の切れた
グラクソ医薬品25品目がアスペンに販売移管されました。翌2014年にはついに
アスペン日本支社が設立され、特許切れ医薬品の販売移管やAG販売を行う旨
グラクソより報道されています。グラクソはアスペンの株を12%保持しており、
アスペン日本支社設立のために株式の25%にあたる資金を出資したり取締役を
派遣するなど、完全に日本においてアスペンを系列会社扱いしております。

従って、今後アスペンが作るグラクソ医薬品のジェネリックは全てAGとして
発売されることになります。その第一段は抗ウィルス薬バルトレックスで、
バラシクロビル錠「アスペン」の名で7月に発売されました。パロキセチン錠の
発売は第二段に当たります。今後のラインナップとして頭痛薬イミグランや
抗生物質オーグメンチンのAGが予定されています。素晴らしいですね!

…素晴らしいのですが、バルトレックスにしてもパキシルにしてもイミグランに
しても、競合他社がとっくにジェネリックを発売しているのが問題です。
いったん採用となったジェネリックを他のメーカーに切り替えるのは、
採算性や卸選定、既存在庫との兼ね合い、患者告知など様々な点で非常に面倒です。
なので普通AGは他のメーカーに先駆けて発売するか、最悪でも同時発売という
体を取ります。売価が高いので価格競争では完全に負けてしまいますからね。

けどアスペンはヤバイ。そんなの気にしない。後出ししまくり。そして新興の
会社でMRもロクにいないので全然宣伝しない。売れなくても全然平気。
AGをジェネリックのまま扱ってる。凄い。ヤバイ。

…と思わずコピペってしまいました。グラクソの肝いりなので潰れることはない
でしょうし、今後の発展性もあるとは思うんですが、営業は全く見たこと無いし
こちらが卸に問いかけるまで一切情報が入ってこない始末。現時点での売上高は
そうとう低いのでは無いでしょうか。売れるか売れないかは別にしても
AG会社としてもっとやる気を出してほしいものです。

そしてそのパロキセチンにしても、今日本で一番求められているパキシルCRの
ジェネリックは発売しないという半端っぷり。パキシルのノーマル錠には
ジェネリックが存在するので、パキシルCRは後発品のある先発品と見なされ、
使えば使うほど薬局におけるジェネリック算定率が低下して厚労省から怒られる
のです。理不尽だ!アスペンがAGを発表したときはついにCR錠にジェネが!と
期待したものですが、実際に出たのは5・10・20mgのノーマル錠だけで、
ずいぶんテンションが落ちたのでブログに取り上げるのが遅れたのです(言い訳

とはいえ、実際のパロキセチン錠「アスペン」は写真で見る限り全くパキシルと
同じ色調、形状をしています。PTPも色違いなだけで大きさやレイアウトは
そっくりだし、錠剤の刻印すら片面は同じものを使っています。精神科薬は
降圧剤や抗ウィルス薬以上に心理的なバイアスが効果に影響してきますので、
今までジェネリックに消極的だった人にも処方しやすいのではないでしょうか。
発売が出遅れたおかげで十分に薬価も安くなっており、AGなのに他社の一部
ジェネリックよりも安かったりします。新規でジェネリックを採用するなら
即決!他社から切り替えるなら…薬局で応相談ということで(汗
f0133373_19465009.jpg
f0133373_19523061.jpg



f0133373_19533475.jpgさて、精神科初のAGが出たし記念に擬人化するか。
ジェネリックは男キャラ、というルールなので男性で。
でも元はぱきるなので性転換で(え

という事でぱきるのTSキャラ、ぱろ輝くんです。
一度限りのネタキャラで今後出てくるかどうか怪しい。
ジェネリックなので服装はシンプル。
上半身は5mgの、下半身は20mgのPTPから。
ブレザーなのはぱきるの制服に合わせて。
ネクタイでなくループタイ…の、つもり。
南ア出身なので多少浅黒い。





せっかくなので今さら君の名は。コラを作ってみた(タイトル回収
君の前前前年から僕は他社を採用してる件。

「私の顔で先発ヅラして安売りしないで!」
「販売縮小するからって勝手にうつ病啓発冊子の配布やめんなよ!」

「あのゾロ薬は~!」
「あの特許切れは~!」


君の一般名は。(同成分です
f0133373_19541770.jpg
背景はコラ用にネットで流れてたのを拾ってきました。
モリサワA1明朝とMangalフォントを使ってます。
同一キャラのTSCPモノって同人界でどれくらいのニーズなんだろう。

個人的に新海監督で一番好きな作品は「雲のむこう、約束の場所」です。





ところで、最近久しぶりに絵師の方からうちの子描いていただきましたので
ご本人(ぞーや様)に許可をいただいてこの場で公開させて頂きます!ドヤ!
f0133373_19550077.png
もー滅茶苦茶かわいい!毬なんか色気出てますよ!みくに腕つかまれたい!
えび華の前髪処理ってこう描けばよかったんだ!
他人に描いてもらって髪型とかの描き方を学ぶダメ擬人化屋がここにおります。

上手いのはもちろんですが、特筆すべきはその速筆ぶり。
イラリク(逆だろ)されて返事してから完成までわずか1日という
驚異的なスピードでここまでの絵を作って頂きました。こっちは月一回ですら
ブログ更新出来ないのに!もう全部ぞーやさんに描いてもらえ俺。

手書きブログというお絵かき投稿サイトで活躍されてるご様子。膨大な過去作を
見るにつけ、ああやっぱり描きまくらないと速くはならんなぁと猛省する次第。
年内…年内までにもう一本記事描ける体を…来年から作っていこう(駄目すぎ


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by haya # by hayanoya | 2016-12-04 20:49 | クスリあれこれ
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マルそうでマルくない 少しマルいデパス
HoI4からのヴェスタリアサーガコンボでSLG漬けになってて気づけば10月。
なんかTシャツ一枚だと寒いなーと思ってました。季節過ぎるのホント早いわー。
秋アニメは夏と違って豊作ね。まほいくとかガーリッシュとかユーフォ2とか
WIXOSSとか雰囲気がギスギスしてるアニメばかりで俺的には大好物です。

今年はマル向業界にとってネガティブなニュースばかりで正直テンションも
上がらないのですが、さすがにこれは取り上げなければなりますまい。

デパス・アモバン両選手、遅ればせながら向精神薬3種に指名!

今さらすぎるにもほどがありますね。1990年に改正麻薬・向精神薬取締法が
成立して以来実に26年、野放しにされ続け処方拡大の一途をたどったデパス様に
とうとう法の網がかけれられました。長い間先輩薬剤師たちを悩ませ続けてきた
「なんでデパスはマル向じゃないんですか?」という後輩の質問にようやく
ケリがつけられることになり喜ばしい限りですね。

つか、マル向って何?という方のために少しおさらいしておきましょう。

精神状態に影響を及ぼすおそれのある薬、これを向精神薬と呼びます。

よく抗精神病薬と混同されますが、抗精神病薬は統合失調症に使われる一部の
薬のみに使われる用語です。それに対し、向精神薬は精神状態に影響を及ぼす
全ての薬を指します。従って、睡眠薬も抗うつ薬も抗精神病薬も広義では
向精神薬扱いです。

しかしその向精神薬の中でも短時間で気分を落ち着けたり、逆に上げたりする
薬はその作用の劇的さから乱用される可能性があり、管理や投与日数に制限が
かけられることになりました。これが90年に改定された麻薬・向精神薬取締法。

かつての日本では睡眠薬類に対する意識はおおらかで、「習慣性があるから気を
つけなよー」という程度の扱いだったのですが、WHOでは70年代に既に
「向精神薬に関する条約」なるものが成立しており、欧米で問題視されていた
ベンゾジアゼピン乱用を国際的に規制物質として取り締まる動きがありました。
日本はこれを1990年にようやく批准し、他国と足並みを揃えることになります。

このため日本で発売されている向精神薬のうち睡眠薬・抗不安薬・精神賦活剤などは
軒並み取り締まりリストに追加されました。取り締まりを受けた薬剤は
向の字をマルで囲った記号をパッケージに刻印されます。いわゆるマル向です。
マル向に指定された薬剤は他の医薬品と異なる鍵のついた場所で保管され、
伝票などもより長期間保存する必要があります。また最大の特徴として
医師が一度に処方できる最大処方日数が制限されます。

平成14(2002)年の改正ではマル向の基本処方日数制限は14日で、一部例外的に
抗てんかん薬が90日分、多くの抗不安薬・精神刺激薬が30日分までとされて
いました。ところがメンタルクリニックは増加し患者も増える一方、不眠症の
患者が服薬しながら就労するのも当たり前になってくるとさすがに睡眠薬の
14日縛りは不便です。そこで多くの睡眠薬の処方制限は平成20(2008)年に
抗不安薬と同じ30日分となったのです。

処方医と薬局にとっては他の薬と同じ日数だけ出せるようになって仕事が楽に
なりましたが、これが欧米と同じくベンゾジアゼピンの乱用を招き、結果として
エリミンやベゲタミンの製造中止に至ったのではと考えると少し皮肉です。
まあ14日時代でも倍量処方は横行していたので制限を続けていてもあまり
変わっていなかったかもしれませんが。

多くのマル向達が日数制限の枷をはめられてた状態で、デパス(とアモバン)は
マル向の指定リストから外れており、普通に100日分とかの処方が可能でした。
抗不安薬の中でも強力で、依存性もある短時間型のデパスがマル向指定から
外れていた理由はいまだにはっきりとしませんが、WHOにおける国際的な
規制物質のカテゴリー内にエチゾラム(とゾピクロン)が記載されていなかった
のが主な要因と考えられます。デパスはほとんど日本でしか流通していない
薬なのです。90年成立の向精神薬取締法は国際情勢の要求によって作られた
法律のため、日本の実情をあまり盛り込んでいません。国際規制物質リストに
無くとも自国で独自に指定することも出来たはずですが、その後長い間
リストが改正されないまま放置されたのは、あるいは安価なベンゾジを過剰に叩いて
高価なSSRIを売りつける精神科メーカーの宣伝に乗せられている欧米諸国に
押しつけられた規制物質法を忌避する気持ちがあったのかもしれません。

ともあれ、デパスがマル向に指定されることで現実的に何か変わるでしょうか?

大方の関係者の予想通り、デパス・アモバンともに投与日数制限は30日までと
制定されました。最近のレセプト調査によれば、どちらの薬も院外処方の
平均日数は27日前後だったとの事です。約1割の患者が30日を超過した日数を
処方されており、その方々には不便をかけるかと思いますが9割方の患者には
影響がなさそうに思います。向精神薬加算がつくことで多少薬代は変動するかと
思いますが、20~30円程度の変化なので大きな問題にはならないかと思います。
と言うことで、普通に処方されてる人には特に意識する必要はなさそうですね。

ちなみに、厚労省が先日発表した第一回NDBオープンデータによれば、日本で
昨年度一番処方された向精神薬はデパス錠0.5mgです。入院・院内・院外処方を
含めれば、その数実に8億錠近く。デパスの1mgやジェネリックも含めた数字だと
12億錠以上となります。抗不安薬2位のソラナックス群が4億錠ほどなので実に
3倍近くの圧倒的シェアを誇り、院外処方薬の総合でも10位に入る「国民薬」と
なっております。マル向に指定されることで多少シェアは落ちるかと思いますが、
それでも向精神薬部門不動の一位は譲らないのではないでしょうか。
(このNDBオープンデータは非常に興味深い内容なので、ランキング大好きな
方々は一読してみると面白いと思います。これがタダで見れるのは厚労省の
数少ないグッジョブと褒めておきたい)

このシェアのせいで大概の薬局ではデパスまたはエチゾラムジェネリックを
500~1000錠単位の大箱で購入しております。今回の指定によりこれを鍵付きの
場所に保管しなくてはならなくなり、引き出しスペースがねーよ!と嘆く
管理薬剤師もいるのではないかと思います。ほらここにも一人。
薬局什器販売業者にとってはビジネスチャンスかもよ?

ただ一番影響が出るのは、おそらくエチゾラムの個人輸入関連でしょうね。
海外で発売されている医薬品は個人輸入という形で処方せん無しで自費購入する
ことが出来ますが、マル向に指定されるとこれが一切出来なくなります。既に
ほとんどの輸入サイトでは取り扱い禁止になっているかと思います。今回の
規制ではエチゾラム(デパス)とゾピクロン(アモバン)の他、フェナゼパムと
いう名のレキソタンに似た構造を持つベンゾジアゼピンも指定されています。
フェナゼパムは旧共産圏で70年代に発売された抗不安薬であり、日本では
発売されていませんが、これも個人輸入サイトでは常連薬だったようです。
今回の規制はベンゾジアゼピンの個人輸入を撲滅するのが主目的だったのでは
ないかと私は邪推しております。

まぁともかくこれで、長い間矛盾が生じていたデパス何者問題にはひとつの
決着がつきました。相変わらずリスミーとかレスタスにはなんの処置も執られて
ませんが、効果が弱かったり処方量が少なかったりで問題にはならないでしょう。
記念絵を描いておきました。おめでとうでぱ子!
何も考えずに配役したら4人中3人が前髪ぱっつんキャラになってしまった。
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…あも姐さんはすでにるね☆さんとして私マル向じゃないですわよ宣言をして
おります。見苦しい!

今回ゾピクロン(アモバン)は規制されましたがエスゾピクロン(ルネスタ)は
規制されてないんですよ。なのでルネスタは普通に30日を超えて投与可能です。
これもおそらく外国がらみで、米国規制物質法にエスゾピクロンが指定されて
ないからという理由ではなかろうかと思いますが、ポスト大塚を狙ってる
エーザイが厚労省にネゴったのでは?とも考えられます。実際これを受けて、
エーザイMRの内科・精神科へのルネスタ売り込みに拍車がかかっているようです。
新時代睡眠薬はロゼレム・ルネスタ・ベルソムラ!あぁまた新たな矛盾が。
後輩薬剤師達は「なんでルネスタはマル向じゃないんですか?」と先輩を
いびる時代になりそうです。

あ、あとデパスとアモバンに投与日数制限がつくのは11/1からです。従って
10月末までは両者ともマル向なのに日数制限が無いという不思議な存在と
なります。10/14~10/31まで、この微妙にマルいデパスを眺めて日本の
向精神薬問題に思いをはせる秋もよいかもしれませんね。
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by haya # by hayanoya | 2016-10-23 02:18 | ちびまる向ちゃんトピ
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Tears of Rohypnol
ゴールデンウィークを10連休で楽しめない93.7%の方々、お元気ですか?
薬局勤めの私は当然暦通りでお仕事です(泣
仕方ないのでヤケ酒を作ってみる企画。

既にご存じの方も多いとは思いますが、昨年11月にロヒプノールは突如
剤型変更されました。タダでさえドドメ色のPTPに変更されてぐんにょり
していた私はブルーになった錠剤を見てさらにブルーになったのです。
個装箱もご覧の通り、「ステータス:どく」みたいになりました。
f0133373_01425683.jpg
f0133373_01420729.jpg
この変更の理由はと言われればただひとつ、ロヒプノールを酒に混ぜて
よからぬ事を企む奴らが増えてきたからです。以前のロヒプノールは
ハルシオンなんかより遙かに溶けやすく、それ故に危険ということを
昔ブログにも書いた気がするのですが、ようやく今になってそれが改良された
わけですね。まぁ製造中止になるよりは全然マシなのですが…。

問題は日本ロシュ伝統の刻印である「ROCHE172」を消し、中外の刻印を
押しつけたことです!これによりロシュの面影はPTPから完全に無くなり、
なんかパチモン臭い薬に成り下がりました。エーザイのレキソタンですら
昔のデザインに敬意を払って包装変更されてたのに、ロシュ子会社の中外が
こんな包装を作っていいのか!ふざけんな!エディロール包装統一しろ!(本音

…と個人が憤ったところで刻印を戻すことができるわけも無いので、
その青くなった錠剤とやらにどれほど効果があるのか、ちょっと実験で
試してみました。ウチのブログには珍しく写真多めで載せております。
画像が重いのでナローバンドの方は注意して下さい。

つづきをよむ
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by haya # by hayanoya | 2016-05-02 02:17 | ちびまる向ちゃんトピ
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3位じゃ(ry
ライブ速度を変えられる神アプデによりスクフェスが格段に快適になったze!
弾幕恐怖症の私にトラウマを植え付けまくった超難関ノートが密度減るだけで
こんなにも見やすくなるなんて!(なおフルコンできるとは言ってない模様
シンデレラどころかツンデレですらない詐欺ガチャにデレステのモチベが
下がりつつある今、再びスクフェスに熱が入っている今日この頃です。

…というかインフルエンザと薬価改正と診療報酬改正のトリプルラッシュでロクに
ブログがチェック出来ませんでしたすいません。いつの間にか4月になってしまった…

薬価改正ではC型肝炎薬のハーボニーが1瓶で71万円も下がるというギリアドショッキンな
ニュースが業界を騒がせましたが、本当に涙目なのは大塚製薬ではないでしょうか。

エビリファイ -15%
イーケプラ -15%
サムスカ -25%
プレタールOD -11%


という大塚の高薬価な主力商品が軒並み大幅薬価ダウン。特許の切れたプレタールは
さておき、上の3つは「売れすぎてるから薬価下げる」という無慈悲な厚労省ルールで
削られております。もうちょっと謙虚に売るべきでしたね!大塚のMRは必要性が無い患者に
無思慮にエビリファイODを勧めまくる脳筋なので、個人的にはザマァと思っていますがw

薬局関係の法改正は…このブログ的にはどうでもいいですね。
医科関係は…精神科の薬剤処方がこの4月からさらに厳しくなっております(汗

2年前から抗不安薬と睡眠薬をそれぞれ3剤以上出すとペナルティを食らうという
ルールが開始されましたが、今回それに抗うつ薬と抗精神病薬が加わります。
すなわち、抗不安薬・睡眠薬・抗うつ薬・抗精神病薬全てのジャンルが
原則として各2剤までしか出せなくなるのです!

ペナルティの内訳は:
●処方料(院内処方):42点→20点
●薬剤料(院内処方):100%→80%
●処方箋料(院外処方):68点→30点
●精神科継続外来支援・指導料(精神科のみ):55点→ゼロ


であり、2014年の改正の時と同じです。ただ抗うつ薬と抗精神病薬の剤数制限は
十分に経験を積んだ精神科の医師であればペナルティを回避できるようです。

ただし、十分に経験を積んだ医師の元であっても
●その医療機関で3種以上の抗うつ薬/抗精神病薬を投与されている患者が
 抗うつ薬・抗精神病薬を投与されている全患者の1割(もしくは20名)未満。
 これは多剤投与報告書にその割合を書いて年4回提出しなければならない。
●その患者に対し、絶えず残薬確認・減薬の検討を行う


という条件をクリア出来なければ、精神科継続外来支援・指導料は半分に
減らされてしまいます。4月以降、3種以上の抗うつ薬をもらえる人は
そのクリニックで1割未満のVIP待遇に選ばれた患者なのですよ!(嬉しくねーよ
まぁ削られるのは55点の半分なので出すところは目をつむって出すかも知れませんが。

抗不安薬・睡眠薬・抗うつ薬・抗精神病薬の該当リストは平成26年の時とさほど
変わっておらず、平成28年の改定資料の似たような所に置かれています。
相変わらず分かりづらいですが保医発0304第3号の様式(医科)PDFの別紙36ですね。
ベルソムラ(スボレキサント)が明確に睡眠薬と定義されたのと、
イフェクサーSR(ベンラファキシン)が抗うつ薬として追加されたのが変更点かな。

ベルソムラは昨年からベンゾジ&ロゼレムと熾烈なポジション争いをしてますが、
今後は抗うつと抗精神病カテゴリもレッドオーシャンと化すでしょう。
最近の抗うつの基本処方はSSRI(SNRI)+レメロンなので、これに外れた三環系や
四環系、ベタナミンなどはますます処方頻度が減ることになると思います。
一番割を食うのはデジレルかな?また薬価が高い上にまだ2週間処方しかできない
イフェクサーSRもこの規制により相当の苦戦が予想されます。
逆にドグマチールやエビリファイなど抗うつ効果のある抗精神病薬は抗うつ薬としての
ニーズが高まりそうです。もちろんリーマスなどの気分安定薬はますます盤石ですね。

抗精神病薬はわざわざCP換算表を別紙36の2に資料として用意しているのを見る限り、
本気でCP換算値を削っていこうというスタイルのようです。薬価が高い非定型の
抗精神病薬は双極性障害の適応を積極的にとっていかないとしんどい気がしますね。
最近シクレスト舌下錠(アセナピン)も承認されましたが、頓服なんかに貴重な
2個枠の1つを使えるとも思えず、適応拡大しないと苦戦必至ではないでしょうか。

ということで今後出てくる新薬には非常に暗澹な改定となりそうですが、
個人的にはベンラファキシンが日本で拝めると思っていなかったので
イフェクサーSRの発売にこぎ着けたファイザーを応援してます。ジェイゾロを超えろ!
(14Cap使っただけで不良在庫になったので焦っている)

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by haya # by hayanoya | 2016-04-05 23:27 | 怠惰な日常
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リボトリール錠包装回帰のお知らせ
先日つらつらとネットを眺めておりましたところ、デイリーポータルZ様で
素敵な記事を拝見いたしました。

カマグの味がしそうなビッグマックに笑わせて頂きましたが、
この記事を眺めてる際、ふとリボトリールの事を思い出したのです。

2006年から07年にかけて、私はちびまる向ちゃんという同人誌を制作するため
資料集めにかけずり回っておりました。普段何気なく廃棄していた薬の
パッケージをこそこそ持ち帰ったり、雑な開封するなと同僚にキレたり、
友人にウチで使ってない薬の箱を譲って貰ったりと、端から見れば
完全に頭が可哀想な事になった人でした…今も大して変わりませんが(汗

んでこの同人誌ではかつて存在した日本ロシュが立て続けに送り出した三姉妹、
リボトリール・レキソタン・ロヒプノールが一応主人公格となっています。
そのためこの三者の包装デザインは最重要収集対象でした…んが!

2002年、スイスロシュ社と中外製薬の戦略的提携のため、日本ロシュは
中外製薬に統合されています。それだけならどうと言うことはありませんが
2005年、中外はシンプルでスマートだった日本ロシュのパッケージデザインを
ぶちこわし、中外風の昭和臭漂う古くさい「くすり箱」に変えてしまう暴挙に
出たのでした!レキソタンは既にエーザイに移籍していたため被害はありません
でしたが、ロヒプノール・リボトリールはモロに被災し、ダサダサ中外フォントで
商品名が刻まれたしょっぱい箱に変化してしまったのです。
前もそれで愚痴ってたような気がするな。ちなみにブログトップの「ハヤノヤクヒン」
の文字は日本ロシュのフォントを模して作られておりますです。
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ロヒプノールは幸いにしてなんとか包装変更前のパッケージを確保できましたが、
リボトリールは擬人化を始める前から既に変更品が流通しており、やむなく中外包装
ベースの擬人化を余儀なくさせられた苦い記憶は長い間私を苛んだのです(大袈裟

そこで今回のデイリーポータルZ。ケンエー風味のパッケージが作れるなら、
日本ロシュ風味のパッケージだって作れるんじゃないか?2007年の自分に
リベンジできるんじゃないか?メーカーのセンスを嘆いてたって始まらない、
もう手に入らないなら自分で作ればいいじゃないか!(開眼

勇気づけられた私は中外のHPからリボトリール包装変更案内を引っ張りだして
PDFを漁りまくりました。幸い中外HPは包装変更資料を大変良い状態で
保管してくれていたので、資料からパッケージを復元するのにさほどの
手間はかかりませんでした。

リボトリール錠パッケージは2001年と2005年に大きく包装変更しています。
2001年以前の日本ロシュデザインも味があって大変いいのですが個人的に
なじみが無いので今回作ったのは2002~2005流通版です。
2002年末には社名が中外になってるので日本ロシュ名義の箱は2001.12~2002.10の
10ヶ月くらいしか流通してない貴重なモデルです(笑
f0133373_23043900.jpg
illustratorで外観を作り、手元にある旧ロヒプノール箱を参考にしつつ
似たフォントを使って文字列を埋める。使ったフォントは
「抗てんかん剤」文字:HGPゴシックE
日本語の注意書き:DF平成ゴシックW5
裏面の英語:Gautami Bold/Myriad Roman
Rivotrilの文字は気に入ったフォントが見つからないので海外パッケから拝借。
JANコードも本物ですが発注はもうできませんw GS1コード?何それ?

ちなみにこの旧日本ロシュ社の住所は今ロシュ・ダイアグノスティックスという
ロシュ社の臨床検査器具開発メーカーになっています。
資料写真で見えなかったり不鮮明な部分は想像で作ってますが、日本ロシュの
元デザイン担当者でもなければ指摘されることは多分無いであろう(笑

完成した図面をPDFにしてコンビニへGO!
デイリーポータルZ様の記事を補足すると、A4光沢紙が使えるコンビニは
ファミマ/サンクス/ローソンに置いてあるSHARPのマルチコピー機のようです。
しかしこれがひどい代物で、A4等倍印刷が出来ない仕様になってる様子。
余白の部分に合わせて勝手に拡大されたり縮小されたりと、
正確な図面の印刷にはまるで向かないゴミ設計になっています。
一回失敗した印刷物で縮尺がどれだけ変わるか測定し、その変化率を
計算して元データを拡縮するというとんでもなく面倒な手間が必要です。
縮尺比率がブレないようあらかじめトンボ線を付けておくと良いでしょう。
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セブンイレブンの富士ゼロックスは等倍印刷できるのに…(光沢紙使えないが
さすがSHARP。目の無いところはCHEAPだぜ!潰れてしまえ。潰れそうだが。
店によって採用されてる光沢紙は違うとのことですが、今回試した所では
いずれもポスター用紙程度のペラい奴でした。まぁ120円で贅沢は言うまい。
失敗続きついでにコンビニも変えてみた。緑と青の発色だけにファミマが
一番綺麗に印刷できた気がします(笑 まあこれは誤差範囲内でしょう。

後は切り抜いて接着して完成。おお、まるで日本ロシュ様が蘇ったかのようだ!
やっぱりロシュの箱は裏面が英語じゃないとね!
旧ロヒプノールパッケージと旧タミフルパッケージを並べてご満悦な図。
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現行の中外包装と比較した図。黄緑の発色は一般レベルのプリンタで再現しづらい部分。
さすがに薬シートは現行品のまんまです(汗 そのうちこれも自作できるようになるかも?
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ぶっちゃけカラーレーザーと厚手の光沢紙があれば2007年当時でも出来なくは
なかった気もしますが、さすがに当時の高価格レーザープリンタに手は出せず…。
コンビニに今のマルチコピー機が導入されたのは2012年かららしいですが、
120円(失敗分+α)で手軽に薬のパッケージが作れるとはいい時代になったものです。
みんなも気に入らない包装変更されたら、こいつを使って気を紛らわそうぜ!

さて、念願の日本ロシュパッケージを手に入れたのでりりぃもコスチェンジだ!



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コス着てないから包装変更関係無かったぜ!
…という見え見えのオチで締めさせて頂きます(笑

今回のネタは多分全国で100人くらいいる薬パッケージマニアに捧げます。
レッツエンジョイ薬箱ライフ!
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by haya # by hayanoya | 2016-01-31 23:29 | クスリあれこれ
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